日東駒専の英語対策

本記事では日東駒専(日本大・東洋大・駒澤大・専修大)英語を分析しています。
*2017~2020年度入試を参照しています。(著作権の関係で掲載されていない部分あり)

個別対策は下のリンクから参照することができます。
*学部別は現在準備中です。
日本大学(N方式)の英語
東洋大学(全学部統一)の英語
駒澤大学(T方式・GMS以外)の英語
専修大学(A方式)の英語

日東駒専の英語はどこも似通っており、対策すべき点が明確であることが特徴です。
逆に言うと、対策しやすいため、高得点を狙って勉強しないと不合格になる可能性があります。

受験生のあいだで日東駒専が入るのが簡単な大学群だと思われている節がありますが、なめてかかると割と普通に落ちますので、早慶上智やGMARCHなどを受ける受験生もしっかり対策をしましょう。

重点を置くべき項目について

日東駒専の英語は全体で40~50題あたりの問題数で、制限時間は60分です。
つまり、1問あたり1~2分程度で解答しないと間に合いません。

スピード勝負になりますので、必ず知識は瞬時にアウトプットできるように何回も反復して、問題演習をするときは制限時間を設けて取り組んでください。

日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学でほぼ共通して毎年出題されている項目は下記の通りです。
・長文読解
・文法問題
・語法問題
・熟語問題
・会話問題
・整序問題

これらは頻出項目ですので、必ずおさえておかなければいけません。

また、共通して出題されているわけではありませんが、よく出る項目として
・アクセント問題
・語彙問題

以上が出題される傾向にあります。

●長文読解
300~500語程度の長文が2題程度出題される傾向にあります。
問題は空所補充、内容一致、下線部の意味内容、下線部が指す内容が主です。
段落ごとに内容を確認する問題があるか、多様な問題が出題されるかのどちらかです。
時間が短いので10~15分程度で大問を終わらせるように演習をかさねましょう。
そのためには語彙と文法の基礎が固まっており、短い時間で英文構造を読み取り正確かつ素早く読んでいく必要があります。

●文法・語法・熟語問題
文法・語法・熟語に関しては標準的な難易度ではありますが、悩んでいる時間はありませんので、すぐに対策を始めましょう。
勉強していれば誰でも得点できるところなので、ここで落とすわけにはいきません。
暗記するだけでなく、問題集を利用して演習をしてください。
熟語問題については、文脈から予想して選択肢を選ぶものもありますので、こちらも過去問を使って演習をしてください。
1問あたり2~30秒で答えることが目標です。

●会話問題
会話問題については、会話表現をアウトプットする問題会話の流れから次の会話を予測する問題にわかれています。
大学によっては年度によって異なる場合がありますので、どちらのパターンも取り組んでおきましょう。

●整序問題
いわゆる並べ替え問題です。
「並べかえたときに○番目にくる語句を答えよ」という形式が多いです。
中には長文の中で文脈を考えながら並べかえる問題もありますので、過去問を使って演習をしてください。
典型的な問題が多く、問題集などでは頻出の問題ばかりなので、何度も反復して、できあがった文を声に出して読み上げることが効果的です。

●アクセント・語彙問題
単語を覚える時に必ず発音して覚えましょう。
また、基本的なアクセント問題がのっている問題集を仕上げておくといいでしょう。
センター試験の過去問も演習には最適です。
語彙問題は「定義から語句を予測させる」問題が多いです。
単語を覚えていて日本語の意味がそもそもわからないときは、調べるなりして解消しておくようにしましょう。

以上が頻出項目対策です。
この中で一番重く、時間がかかるのが長文対策ですので、早めに単語・文法・語法・熟語・英文解釈を終わらせましょう。
また、日東駒専は似たような問題を出すので、受験しなくても日東駒専の過去問を使って演習することも効果的です。