試験本番で緊張をふせぐための方法

2019年6月11日

「勉強してきたけど試験本番で緊張して力がだせない」というタイプの人はけっこう多いと思います。

僕も中学生くらいのときは試験本番で緊張してしまうタイプでした。

しかし、大学受験のときにはすでに試験本番で緊張をするタイプではなくなり、過去問を解いたときと同じような実力を出せるようになりました。

今まで一生懸命勉強してきた人は試験本番で全力をだしきりたいですよね。

そこで本記事では下記の3つのパターンにわけて試験本番で緊張しないための方法をお伝えしようとおもいます。

・本番テクニック編
・事前準備編
・本質編

緊急度に応じてパターンをわけてみました。

本番テクニック編① 一拍遅くはじめる

本番でつかえるテクニックその①は「一拍遅くはじめる」です。

どういうことか説明します。

試験では「試験をはじめてください」といわれたら受験者のほとんど全員がおなじタイミングで問題用紙をひらくと思います。

そこで他の人たちが問題用紙をひらくのをみてから自分の問題用紙をひらくというテクニックです。

問題用紙がいっせいにパラパラと開かれる音をきいて緊張してしまう人が意外と多いので、タイミングをずらして緊張感を少なくするというワザです。

3秒くらい遅くはじめたところで制限時間が厳しくなるわけではないので、一拍おいても問題ありません。

本番テクニック編② 緊張している自分を認める

人というのは不思議なもので「緊張しないように~~!」とおもうと余計に緊張してしまう生き物なのです。

なので「あぁ、自分は今緊張しているなぁ」と認めると緊張感がやわらぎます。

「こんな試験で人生のすべてが決まるわけじゃないし」みたいに達観してもOKだと思います。

すくなくとも僕は重要な試験であればあるほど「不合格だったら殺されるわけじゃないし気楽にやろう」と考えるようにしていました。

無気力な印象をうけるかもしれませんが、普段の力をだすためには手段を選ばない勢いでやっていきましょう。

事前準備編①  何度もシミュレーションしておく

過去問がある試験であれば何度もシミュレーションしておきましょう。

確認しておくべき点は下記のとおりです。

・どの順番で問題を解くか
・どの問題にどれだけ時間をかけるか
・わからない問題はどのタイミングで飛ばすか
・見直しに何分時間をかけるか


以上です。

大問ごとの制限時間を決めるのは非常に大切なことで、いつまでも悩んでないで解ける問題をつぶしていくことが優先です。

また、見直し時間を含めた時間設定も重要です。

最初のほうの問題はどうしても緊張して実力が発揮できていない場合があるので、見直し時間があるとケアレスミスを防ぐことができます。

見直し時間があるというだけで精神的な安心感はぜんぜん違ってくるので見直し時間を含めた時間設定をしてシミュレーションしておきましょう。

事前準備編② ルーティンをつくる

世界の署名なスポーツ選手は独自のルーティンをもっています。

ルーティンというのは「いつもやる決まった行動」のことです。

このルーティンがあるおかげで練習しているときと同じ状態になることができ、いつもの実力を発揮することができるのです。

勉強するときはいつも手を合わせてから始めるなど、独自のルールを決めて勉強をしてみましょう。

本質編① 知識を無意識化する

本質編では「そもそもなぜ緊張すると実力が出せないのか」という点に注目してみます。

まずは「知識の無意識化」についてです。

無意識化された知識というのは思い出そうという動作をしないでも思い出せる知識のことです。

たとえば”dog”という単語は見た瞬間に意味がわかりますよね。

しかし、”satisfy”ならどうでしょうか。

英語をしっかり勉強してきた人なら一瞬で意味がわかると思いますが、あまり勉強していない人は「え~~と、満足させるだっけ?」という感じだと思います。

以上のように思い出すという動作があると本番でなかなか思い出すことができず緊張感が出てきます。

僕の場合は何かを覚えるとき「ピストルをこめかみに突きつけられても答えられるまで」という基準をもうけて反復をしていました。

死ぬか生きるかの瀬戸際になっても”dog”の意味はわかりますよね。

本質編② 論理的に答えを導き出す

「AがBだから答えはC」なんだというように論理的に答えを導き出せるようにしておきましょう。

いつも適当に問題を解いている人は試験本番になると問題文をはじめてじっくり読むことになり、すべてが必要な情報にみえてしまうのです。

しかし、いつも論理的に答えを導き出す練習をしている人は本番であっても必要な情報がすぐに目に入ります。

たくさん情報があると脳がパニック状態になりますが、取捨選択して必要な情報だけだと脳は落ち着きます。

なので普段の勉強から必ず理由つきで回答するようにしましょう。

まとめ

試験本番で緊張をふせぐためには…

【本番テクニック編】
1.一拍遅くはじめる
2.緊張している自分を認める

【事前準備編】
1.何度もシミュレーションをしておく
2.ルーティンをつくる

【本質編】
1.知識を無意識化しておく
2.論理的に答えを導き出す

以上です。

試験では緊張を完全に防ぐことができませんが、やわらげる方法はあります。

緊張するということは今までがんばってきた証拠です。

できるだけ100%の力を出せるように本記事を参考にしてみてください。