質問をするときの注意点3選
塾講師をやっていると生徒から様々な質問を受けることがあります。
「わからないところを人に聞く」という行為自体は意欲的でとてもいいことです。
しかし、質問の仕方に気をつけないと効率がとても悪くなりますし、聞く相手の時間も無駄にしてしまいます。
本記事では質問をするときの注意点を3つあげましたので、参考にしてください。
答えを聞かないこと!
問題をみた瞬間にわからないと判断してすぐに答えを聞くのは絶対NGです。
人に答えさせるというのは、聞く相手の時間を大きく奪ってしまう行為です。
しかも、自分で考えていないので説明を受けたとしても頭に入ることはありません。
学校の課題として出題されていて、どうしても自分で解くのが面倒くさいからといって人に解答をまるまる記入させる人がいますが、自分のためにも相手のためにもならないのでやめてください。
熱中している部活動や課外活動があって宿題がわずらわしい場合は人にやらせるのもアリですが、そのときはしっかり理由を説明して納得してもらいましょう。
自分が楽をしたいから人に押しつけてしまおうという態度はダメです。
自分で調べてから聞くこと!
わからない問題があったら、そのまま丸投げしないで自分で調べてから人に聞きましょう。
質問の文例は下記のとおりです。
この問題がわからず、自分で●●まで調べてみました。
しかし、●●からわかりません。教えてくれますか?
上記の文はかなり省略をしていますが、自分で調べたのであればもう少し長くなるはずです。
自分ですすんで知ろうとした痕跡があれば、聞かれた人も快く答えてくれますし、ある程度調べてから質問してくれたほうが答えやすいです。
「自分が聞かれたらどう思うだろう?」と自問自答してから質問をしましょう。
どこまでどう考えたのかをハッキリさせること!
英語の文法問題や文章題、現代文の問題など、答えるまでの筋道が必要な問題について質問するときは「どこまでどう考えたのか」をハッキリさせましょう。
質問の文例としては下記のとおりです。
この問題を解くのに●●まで考えたのですが、答えは▲でした。
これは●●だと思って回答したのですが、違いますか?
上記のような質問をされたら、答える側は正しい知識を提供するだけになるので負担は軽いですし、質問者側も次に活かすことができます。
とにかく質問された側の気持ちになって考えてみると自分のためになる質問を投げかけることができます。
まとめ
質問するときの注意点は下記のとおり。
・答えをすべて聞かないこと
・自分でできるところまで調べてから質問すること
・どこまでどう考えたのかをハッキリさせること
質問にもマナーがありますので、以上の注意点を意識して質問するようにしましょう。