長時間勉強は「慣れ」が必要。いきなりできるものじゃない。

2019年6月13日

定期テストや受験の直前になるといままで勉強をしてこなかった人が急に一発逆転を狙って「1日10時間以上勉強すれば間に合う!」ということを言い始めます。

結論から言って、いきなり長時間勉強することはほとんど不可能です。

長時間勉強するには「慣れ」が必要なのです。

長時間勉強できるのは「今まで勉強してきた人」

いきなり悲報ですが、長時間勉強できる人は「今まで勉強をしてきた人」です。

東京大学などの難関大学に合格している人の中にはあたりまえのように1日10時間以上勉強している人がいますが、これは完全に勉強する習慣がついているからです。

今までほとんど勉強したことがない人はいきなり長時間勉強しようとすると精神的・身体的に大きな負担になります。

他人からいわれて強制的に長時間勉強せざるをえない場合はできるかもしれませんが、そうでないかぎり自分の意志力だけで長時間勉強することはできません。

厳しいことをいうようですが、自分の意志の力が強かったら今まで勉強をしてきたはずです。

一発逆転を狙って長時間勉強することは基本的に難しい話です。

あなたは勉強が好きですか?

そもそも勉強が好きで知らないことを知ることが快感だという人以外は長時間勉強することができません。

走るのが大嫌いな人がフルマラソンに参加して走り切れると思いますか?

勉強することが苦痛でしょうがないけど志望大学に受かるために勉強するしかないという人は長時間勉強をあきらめてください。

目の前の知識をどん欲に吸収できて、脳の中に叩き込めるだけのキャパがある人は長時間勉強にむいていますが、途中で疲れてしまい、脳に入らないという人はNGです。

10時間以上勉強できるまで長年かかりました

僕が受験生のときの平均勉強時間は4~5時間だったと思います。

そこまで勉強する習慣がついていなかったので4~5時間が限界でした。

直前期は追い込まれまくって9~10時間くらい勉強していましたが、勉強しないと不安で不安で仕方がないという心境で、体が勝手に動くという状態でした。

しかし、今では1日10時間程度の勉強は普通にできますし、1日20時間くらい勉強したこともあります。

長時間勉強すればいいという話ではありませんが、短期でものごとを脳に叩き込むには必然的に学習時間がのびてしまいますよね。

なぜ普通に長時間勉強できるようになったのかというと、長年勉強して自分の中で勉強することが当たり前になって、勉強しないと気持ちが悪いという状態になったからです。

つまり勉強することに「慣れた」ということです。

やはり長時間勉強するには時間がかかることですので、一発逆転は狙わないようにしましょう。

まとめ

長時間勉強するには…

勉強が習慣化されて「慣れた」状態にならないと無理!

直前にあわてないように毎日コツコツやっていきましょう。