受験勉強を独学でやるメリットとデメリット

2019年6月13日

一般的に受験勉強をはじめたら塾や予備校に通いますが、なかには独学で勉強をすすめようと考えている人もいるかと思います。

家庭の事情で塾や予備校に通うことができない人がいたり、住んでいる地域に塾や予備校がないという人もいるでしょう。

本記事では独学で受験勉強をするメリットとデメリットについてお伝えします。

メリットとデメリットを把握したうえで効率的に勉強をしていきましょう。

独学のメリットはこの3つ

独学で受験勉強をするメリットは下記の3つです。

1.自分のペースで勉強することができる
だれかに課題を出されたり、授業もないので完全に自分のペースで勉強を進めることができます。

休みたいときに休むことができるし、勉強したいときに思いきり勉強することができます。

2.お金がかからない
塾や予備校に通わず、市販の参考書や問題集だけで勉強するのであればお金はほとんどかかりません。

僕の友人にも塾や予備校に通わず、独学かつ現役で国立大学に入学した人がいますが、本当にお金をほとんどかけなかったようです。

勉強している本人よりも親御さんなどお金を出す側の人が感じるメリットですね。

3.テスト勉強や部活動と両立することができる
塾や予備校に通っていると、部活動をはやめに切りあげなければいけないときもあるだろうし、塾や予備校の課題に追われて、学校の定期テスト勉強がおろそかになってしまう可能性があります。

しかし、独学をしていれば自分で勉強のペースを管理することができますので、部活動をはやめに切りあげたり、課題に追われて定期テスト勉強がおろそかになるということはありません。

独学のデメリットはこの4つ

独学で受験勉強をするデメリットは下記の4つです。

1.自分で計画を立てて実行しなければならない
勉強を管理してくれる人がいないので、自分で情報を収集して計画をたてて実行していかなければいけません。

ただ、今では受験に関する書籍もたくさんありますし、ネットで調べればたくさん情報がでてきます。

なのでもっとも重視すべき点は計画を立てられるかということより、立てた計画を実行することができるのかを重視したほうがいいです。

2.自律する力がないといけない
1とかぶりますが、自分の律して管理する力がないと大失敗につながります。

いつも安きに流されて勉強することができず、そのままの状態で受験に突入すれば不合格になるに決まってますよね。

誰にも何もいわれない状況下で努力を重ねることができるかどうかにかかっています。

3.孤独になりがち
自分ひとりで勉強を進めることが多くなるので、孤独になりがちです。

勉強会などをやらないと勉強することができないという人は独学に向いていませんので塾や予備校を検討したほうがよさそうです。

自分で自分を応援する力がある人は独学に向いているかもしれません。

4.質問する場所がなかなかない
ひとりで勉強をするため質問できる人が近くにいない場合が多くなると思います。

いちど質問することをまとめて学校にいったときに質問をするか、アプリなどをつかって疑問点を解消するという手が有効になります。

塾や予備校にいっていても1対1でない限りすぐに質問をすることができない状況は変わりませんので、そこまで大きなデメリットにはなりません。

ベストは独学だけど自分の力を過信しないように!

独学は難しいですがメリットの大きさは絶大です。

しかし、自分の力を過信して安易に独学をするのはやめましょう。

高校生の段階で自分に厳しくできる人はそんなにいないですし、多くの人にとっては人生で初めての大勝負になり、プレッシャーに耐えられない人もでてくるかとおもいます。

自分の力を冷静に分析して独学をするかどうか考えましょう。

ちなみに上述した独学で国立大学に合格した友人は「肩をたたかない限り呼びかけに答えてくれない(気づかない)」という状態になるくらい集中できる人でした。

自分の実力とむきあって判断しましょう。

まとめ

独学で受験勉強をするメリットは…

1.自分のペースで勉強することができる
2.お金がかからない
3.テスト勉強や部活動と両立することができる


独学で受験勉強をするデメリットは…

1.自分で計画を立てて実行しなければならない
2.自律する力がないといけない
3.孤独になりがち
4.質問する場所がなかなかない

自分の実力や性質を考えたうえで独学にするか塾や予備校に通うかを決めましょう。