慶應義塾大学 薬学部の化学対策

本記事は慶應義塾大学薬学部の化学対策について記載しています。

薬学部の化学の試験時間は100分で、配点は150点です。

目標得点率は70%以上に設定して勉強していきましょう。

薬学部の入試情報

年度学科募集人員志願者数受験者数合格者数倍率合格最低点
2025薬学科1001,1721,0733273.3189/350(54.0%)
薬科学科509008352623.2199/350(56.9%)
2024薬学科1001,3721,2523173.9161/350(46.0%)
薬科学科508698152902.8167/350(47.7%)
2023薬学科1001,4541,3143064.3169/350(48.2%)
薬科学科508548242952.8171/350(48.8%)
2022薬学科1001,4211,2923333.9204/350(58.2%)
薬科学科507827262722.7209/350(59.7%)
2021薬学科1001,2031,1052953.7196/350(56.0%)
薬科学科507376832193.1195/350(55.7%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で5つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
1・ケイ素とその化合物、シリカゲル、結合エネルギー、気体の法則
設問×8
・アルミニウムとその化合物、溶解塩電解によるアルミニウムの製造
設問×9
・銅の化合物、電解精錬、ダニエル電池
設問×9
2・コロイド、浸透圧、油脂とセッケン
設問×7
・反応速度、速度定数
設問×7
・混合気体、蒸気圧、溶液の蒸気圧降下
設問×6
3・鉛蓄電池、水溶液の電気分解、燃料電池
設問×7
・反応熱、緩衝液、連鎖反応
設問×8
・窒素酸化物、化学平衡
設問×9
4・芳香族化合物の構造決定
設問×5
・有機化合物の構造決定、アミノ酸
設問×6
・芳香族化合物の構造決定
設問×5
5・糖類(炭水化物)、核酸
設問×8
・リン脂質、核酸、タンパク質
設問×10
・合成高分子化合物、アミノ酸、陽イオン交換樹脂によるアミノ酸の分離
設問×7

理論化学2〜3題、無機化学1題、有機化学2題という構成が典型的です。
理論化学は化学平衡、反応速度、気体の性質、酸・塩基・酸化還元、無機化学は金属イオン、典型元素、遷移元素、理論科学との融合、有機化学は構造決定、高分子化合物などが典型的な問題です。

●対策
まずは教科書や基本的な参考書の内容を頭に入れていきましょう。
理論化学は計算の仕方を理解するだけでなく、実際に問題を解けるようにしていきましょう。
無機化学は典型元素、金属イオン反応、発色反応などを整理して覚えていきます。
有機化学は反応機構、官能基、立体構造、高分子化合物の名称と構造をおさえます。

中でも理論化学の計算はスピードと正確性が求められるので、多くの問題を解いて形式に慣れていきましょう。
有機化学は構造決定の問題が必ず出るので、典型的な問題は素早く処理できるようにしていきましょう。

広範囲で、対処すべき問題が多く、スピードと正確さが求められる試験なので、過去問を利用して時間内で解き切ることができるかを確認してください。

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