慶應義塾大学 経済学部の数学対策

本記事では慶應義塾大学 経済学部の数学対策について記載しています。
経済学部の数学の試験時間は80分で、配点は150点です。
経済学部はA方式の場合、英語と数学のマーク部分、B方式の場合、英語のマーク部分が基準点に達していないと記述問題と小論文が採点されず不合格になりますので、ご注意ください。
2027年度2月の試験から小論文は休止され、数学と地理歴史の試験時間と配点が拡大される予定です。
詳細はこちらをご参照ください。
経済学部の入試情報
| 年度 | 方式 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 合格最低点 |
| 2025 | A方式 | 400 | 4,297 | 3,911 | 1,017 | 3.8 | 224/420(53.5%) 一次:107/160 |
| B方式 | 200 | 2,191 | 1,977 | 391 | 5.1 | 244/420(58.1%) 一次:52/90 | |
| 2024 | A方式 | 420 | 4,066 | 3,699 | 875 | 3.2 | 231/420(55.0%) 一次:102/160 |
| B方式 | 210 | 1,853 | 1,691 | 381 | 3.9 | 237/420(56.4%) 一次:50/90 | |
| 2023 | A方式 | 420 | 3,621 | 3,286 | 865 | 2.8 | 248/420(59.0%) 一次:99/160 |
| B方式 | 210 | 2,015 | 1,844 | 380 | 3.8 | 266/420(63.3%) 一次:51/90 | |
| 2022 | A方式 | 420 | 3,732 | 3,383 | 856 | 3.1 | 209/420(49.7%) 一次:85/160 |
| B方式 | 210 | 2,086 | 1,905 | 380 | 4.1 | 239/420(56.9%) 一次:51/90 | |
| 2021 | A方式 | 420 | 3,716 | 3,419 | 855 | 3.1 | 231/420(55.0%) 一次:105/160 |
| B方式 | 210 | 2,081 | 1,913 | 368 | 3.8 | 262/420(62.3%) 一次:65/90 |
各項目の傾向と対策
大問は全部で6つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
| Ⅰ | ・小問集合 設問×2 | ・小問集合 設問×2 | ・小問集合 設問×2 |
| Ⅱ | ・数列 設問×3 | ・確率の基本性質、条件付き確率 設問×4 | ・いろいろな数列 設問×3 |
| Ⅲ | ・確率の基本性質 設問×4 | ・漸化式、いろいろな数列 設問×4 | ・確率の基本性質、条件付き確率 設問×4 |
| Ⅳ | ・対数 設問×4 | ・点の座標(空間)、平面の方程式 設問×3 | ・対数の計算、最大値・最小値 設問×3 |
| Ⅴ | ・空間ベクトルと図形 設問×4 | ・対数の計算 設問×4 | ・点の座標(空間)、平面の方程式 設問×4 |
| Ⅵ | ・定積分、面積 設問×3 | ・関数の増減・極値、定積分 設問×3 | ・定積分、面積 設問×2 |
大問1から3までマーク式で、大問4から6までは記述式です。
数列、確率、対数の計算、図形、微積分は毎年のように出題されている頻出分野です。
前半のマーク式の問題を素早く処理することができるかが合否の分かれ目です。
●対策
『青チャート』や『基礎問題精講』など典型的な問題がある問題集を反復して瞬時に回答できるようにしておきましょう。
大問4以降の記述問題の難易度が高いので、小問集合を始めとしたマーク式を瞬時に処理することを当面の目標にしましょう。
後半の記述問題に対応するために、解法の丸暗記ではなく、「なぜこういった計算になるのか」、「なぜここでこういう展開になるのか」などを理解しながらインプットしていきます。
記述式は回答までの筋道を理解していても実際に記述していくとうまくいかないことが多いので、面倒くさくても時間を計って最初から最後まで書き切る練習をしていきましょう。
とにかく時間的制約が厳しい試験なので、難しい問題にこだわるよりも過去問などを使って80分という時間内で解ききれるかに注目して演習を重ねていきましょう。
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