上智大学 理工学部(共通テスト併用方式)の物理対策

本記事では上智大学 理工学部の物理対策について記載しています。

物理の試験時間は90分で、配点は下記の通りです。

試験区分教科科目配点
共通テスト外国語英語80点
数学数学ⅠAⅡBC60点(各30点)
理科「物理」、「化学」、「生物」から1科目60点
本学独自試験数学数学ⅠAⅡB(数列)ⅢC(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)を範囲とし、応用問題など思考力を問う内容とする100点
理科「物理」、「化学」、「生物」から1科目100点

理工学部の入試情報(共通テスト併用方式)

年度学科募集人員志願者数第1次受験者数最終合格者数競争率
2024物質生命理工458938182102.3
機能創造理工447546922002.5
情報理工457897212003.3
2023物質生命理工457887462002.6
機能創造理工448387921812.8
情報理工459478921703.6
2022物質生命理工406976601601.9
機能創造理工407236801612.5
情報理工409158531522.9
2021物質生命理工406775931002.1
機能創造理工407096271241.9
情報理工409388451202.4

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。(2025年度は4つでした)
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2025年度2024年度
1・2物体の衝突とつりさげられた物体
設問数13問
・なめらかな面をもつ台と摩擦のある台を動くおもり
設問数11問
2・4つの領域の電場と磁場を動く荷電粒子
設問数10問
・導線レールをすべる金属棒と接続されたスイッチと抵抗
設問数18問
3・ピストンにより区切られたシリンダー内部の熱の移動
設問数11問
・シリンダー内部で固定された壁となめらかに動くピストン
設問数18問
4・正弦波かつ平面波の変化
設問数14問
2023年度2022年度2021年度
1・なめらかな床と摩擦のある床での2つのおもりの連続衝突
設問数12問
・滑車を通してひもでつながれた人と台の移動
設問数18問
・積み重ねた2物体間の摩擦力による力学的エネルギーの減少
設問数13問
2・平行板コンデンサーのエネルギーの変化
設問数20問
・平行板コンデンサーの形状変化とエネルギー
設問数21問
・導体棒に生じる誘導起電力とブリッジ回路
設問数20問
3・ピストンで仕切られたシリンダー内の気体の変化
設問数13問
・ピストンで仕切られたシリンダー内の気体
設問数16問
・熱サイクルと熱力学第一法則
設問数17問

●傾向と対策
力学、電磁気学、熱力学は頻出分野です。2025年度では大問4が追加され、波動が出題されました。
設問はほとんど選択肢付きのマーク式の問題です。
多様な知識を活用して解く問題が出題され、小問ごとに解法が違うこともあります。
難しく複雑な計算をする必要があるので、普段の勉強から計算を怠らないようにしてください。
小問ごとに設定が変わることが多いので、典型的な問題のみならず、公式や物理現象そのものの原理を理解するようにしましょう。

基本的には典型的な問題は確実に点を取る戦力で勉強した方が合格点をとりやすいです。
難問は解けるに越したことはないのですが、そればかりに執着すると総合点で他の受験生に負けてしまいます。
試験本番の緊張下でも解けるように公式や解法は習熟するまで問題集などを反復していきましょう。

早慶上理対策のまとめはこちら!↓

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