中央大学 経済学部(経済・国際経済)の世界史対策
本記事では中央大学 経済学部(経済・国際経済学科)の世界史対策について記載しています。
世界史の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。
経済学部の情報(一般方式)
・2024年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 合格最低点/満点 |
経済学科Ⅰ | 135 | 2,055 | 1,893 | 314 | 5.0 | 234.2/350(66.9%) |
経済学科Ⅱ | 90 | 1,293 | 1,158 | 151 | 4.7 | 238.0/350(68.0%) |
経済情報システム学科 | 79 | 606 | 556 | 156 | 5.0 | 227.1/350(64.8%) |
国際経済学科 | 113 | 1,135 | 1,033 | 319 | 4.7 | 223.0/350(63.7%) |
公共・環境経済学科 | 60 | 777 | 720 | 164 | 5.0 | 226.0/350(64.5%) |
・2023年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 合格最低点/満点 |
経済学科Ⅰ | 135 | 2,386 | 2,204 | 263 | 8.4 | 240.0/350(68.6%) |
経済学科Ⅱ | 90 | 1,336 | 1,185 | 148 | 8.0 | 238.0/350(68.0%) |
経済情報システム学科 | 79 | 386 | 350 | 178 | 2.0 | 231.0/350(66.0%) |
国際経済学科 | 113 | 1,387 | 1,266 | 309 | 4.1 | 227.0/350(64.9%) |
公共・環境経済学科 | 60 | 1,196 | 1,123 | 180 | 6.2 | 231.1/350(66.0%) |
・2022年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 合格最低点/満点 |
経済学科Ⅰ | 149 | 2,198 | 2.026 | 293 | 6.9 | 237.1/350(67.7%) |
経済学科Ⅱ | 99 | 1,375 | 1,230 | 141 | 8.7 | 238.3/350(68.1%) |
経済情報システム学科 | 86 | 565 | 512 | 110 | 4.7 | 233.0/350(66.6%) |
国際経済学科 | 126 | 1,562 | 1,446 | 424 | 3.4 | 223.0/350(63.7%) |
公共・環境経済学科 | 67 | 1,074 | 996 | 378 | 2.6 | 223.0/350(63.7%) |
・2021年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 合格最低点/満点 |
経済学科Ⅰ | 149 | 2,655 | 2,457 | 361 | 6.8 | 237.0/350(67.7%) |
経済学科Ⅱ | 99 | 1,596 | 1,411 | 151 | 9.3 | 238.0/350(68.0%) |
経済情報システム学科 | 86 | 471 | 428 | 104 | 4.1 | 233.0/350(66.6%) |
国際経済学科 | 126 | 1,159 | 1,058 | 360 | 2.9 | 224.1/350(64.0%) |
公共・環境経済学科 | 67 | 704 | 665 | 358 | 1.9 | 224.0/350(64.0%) |
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
・2023年度
Ⅰ | 重商主義に関する資料 | 4問(選択・10点) |
Ⅱ | フランス革命 | 13問(選択・40点) |
Ⅲ | カイロ宣言・大西洋憲章・ヤルタ協定 | 17問(選択・50点) |
・2022年度
Ⅰ | 第一次世界大戦から第二次世界大戦 | 20問(選択、記述、記述説明・50点) |
Ⅱ | ラテンアメリカ史 | 23問(選択、記述・50点) |
2022年度までは選択式の問題、記述式の問題、記述説明問題や論述問題が出題され、大問は2つでしたが、2023年度は選択式の問題のみとなり、そのかわり大問は3つに増えています。設問数は減っています。
テーマ史の形で出題されることが多いため、早めに通史学習を終わらせて近現代史やテーマ史に時間をかけられるようにしましょう。
文の正誤判定問題、正誤問題、組合せ問題、空所補充問題、年代整序問題、地図問題などが出題されます。
●問題別の分析
・文の正誤判定問題
文が5つ並んでいるのでその正誤を判定する問題です。
実際に2022年度で出題された問題を見てみましょう。
下線部①に関連して、以下の記述のうち誤っているものを1つ選び、マーク解答用紙にマークしなさい。
ア.メキシコ湾岸部には、前1200年頃からオルメカ文明が成立し、巨石人頭像やヒスイ細工など特徴的な造形物がつくられた。
イ.メキシコ高原では、前1世紀頃から6世紀頃までテオティワカン文明が繁栄し、「太陽のビラミッド」などの巨大建造物がつくられた。
ウ.ユカタン半島では、前1000年頃から16世紀頃にかけてマヤ文明が展開し、二十進法や精密な暦法が用いられた。
エ.アンデス高地では、前1000年頃にチャビン文化が発展し、14世紀にはクスコを首都にアステカ王国が成立した。
オ.現在のコロンビア南部からチリにいたる広大な土地では、15世紀半ばにインカ帝国が成立し、漑施設を利用した農業が行われていた。
正解はエです。
アステカ王国の首都はクスコではなくテノチティトランなので誤りです。
首都がクスコなのはインカ帝国です。
教科書の記述を正確に覚えていないと回答できません。
正しいものや誤っているものを「すべて」選べというタイプの問題も出題されるので、語句だけでなくその内容と関連知識も頭に入れていきましょう。
・正誤問題
3つの記述があり、その正誤を1つずつ判断する問題です。
2023年度から初めて出題されています。
文の正誤判定問題と同じように教科書の記述を正確に覚えている必要があります。
ノートなどに情報を整理しながら覚えていきましょう。
・組合せ問題
締結した条約の名前とその中で割譲された島の名称の組み合わせといった、何かの組み合わせを答える問題が出題されます。2023年度から初めて出題されています。
条約や特権の廃止方法など条件によって変化するものを整理して覚えておきましょう。
・空所補充問題
文章中の空所に入る語句を選ぶ問題です。
教科書や一問一答などで語句とその周辺情報を頭に入れていきましょう。
・年代整序問題
歴史的な出来事だけでなく文書を時代ごとに並べる問題も出題されます。
教科書や資料集で歴史的な出来事だけでなく文書などにも目を通すようにしましょう。
・地図問題
宮殿の所在地、独立した国などが出題されています。
港や航路、条約で定められたことなど地図が関連することを覚えるときは教科書や資料集に掲載されている地図を参照しましょう。