青山学院大学 国際政治経済学部国際政治学科の論述・総合問題対策
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本記事では青山学院大学 国際政治経済学部国際政治学科の論述・総合問題対策について記載しています。
国際政治学科の試験科目と配点は下記の通りです。
A方式
テスト区分 | 教科 | 科目 | 配点 |
共通テスト | 外国語 | 英語(リーディング・リスニング) | 50点 |
国語 | 国語(近代以降の文章) | 25点 | |
地歴公民・数学 | 「歴史総合・日本史探究」、「歴史総合・世界史探究」、「地理総合・地理探究」、「公共・政治・経済」、「歴史総合、地理総合、公共」、「数学ⅠA」、「数学ⅡBC」のうち1科目 | 25点 | |
独自問題 | 論述・総合問題 | 国際政治分野に関する日本語・英語の文章および資料を読解した上で、論理的な思考を通じて解答する問題(解答を英語で表現する問題を含む)ならびに英文読解力を問う問題 | 100点 |
B方式
テスト区分 | 教科 | 科目 | 配点 |
英語資格・検定試験 | 指定する英語資格・検定試験のスコア・級を「出願資格」とする。 | 15点 | |
独自問題 | 論述・総合問題 | 国際政治分野に関する日本語・英語の文章および資料を読解した上で、論理的な思考を通じて解答する問題(解答を英語で表現する問題を含む)ならびに英文読解力を問う問題 | 100点 |
英語資格・検定試験
青山学院大学の公式サイトをご参照ください。
論述・総合問題の試験時間は70分で、配点は100点です。
目標得点率はA方式は75%以上、B方式は80%以上に設定して勉強しましょう。
国際政治学科の情報(A方式)
年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 | 合格最低点/満点 |
2024 | 約64 | 325 | 285 | 138 | 2.1 | 141.3/200(71%) |
2023 | 約64 | 331 | 277 | 137 | 2.0 | 147.6/200(74%) |
2022 | 約64 | 419 | 346 | 116 | 3.0 | 127.8/200(64%) |
2021 | 約64 | 374 | 336 | 164 | 2.0 | 119/200(60%) |
国際政治学科の情報(B方式)
年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 | 合格最低点/満点 |
2024 | 約6 | 39 | 31 | 7 | 4.4 | 157.9/200(79%) |
2023 | 約6 | 35 | 28 | 9 | 3.1 | 157.5/200(79%) |
2022 | 約6 | 22 | 19 | 8 | 2.4 | 119.8/200(60%) |
2021 | 約6 | 28 | 24 | 7 | 3.4 | 126.7/200(63%) |
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。(2024年度の大問1と2は3学部共通問題です)
下の表で出題される問題を確認しましょう。
2024年度 | |
Ⅰ | ・長文読解(3パラグラフ) 1. タイトル選択問題 2. 内容不一致 3. 内容不一致 4. 内容不一致 5. 内容に関する問題 6. 下線部に関する問題 |
Ⅱ | ・長文読解 正誤問題×10 |
Ⅲ | ・英文資料読解 1. 空所補充問題 2. 記述説明問題(21字以上30字以内) 3. 選択問題(世界史) 4. タイトルをつける問題 5. 人名記述問題(世界史) 6. 条項選択問題 7. 記述説明問題(世界史・21字以上30字以内) |
Ⅳ | ・文章、資料、グラフの読解問題 1. 下線部の正式名称(政治・経済) 2. 記述説明問題(11以上20字以内) 3. 記述説明問題(21字以上30字以内) 4. グラフと国名の組み合わせ 5. 読み取る内容の正誤判定×4 6. 下線部の英単語を記述する |
2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | |
Ⅰ | ・長文読解 記述問題×4 選択問題×6 | ・英文資料、日本史史料読解 記述問題×1 選択問題×5 | ・英文資料、日本史史料読解 記述問題×3 |
Ⅱ | ・英文資料読解 記述問題×1 選択問題×7 | ・グラフ、表読み取り問題 記述問題×2 | ・グラフの読み取り問題 記述問題×2 |
Ⅲ | ・英文資料読解 記述問題×2 選択問題×1 | ・英文資料、日本史史料読解 記述問題×3 選択問題×10 | |
Ⅳ | ・英文資料、日本史史料読解 記述問題×2 選択問題×9 | ・日本史史料、表の読解 記述問題×1 選択問題×6 |
2023年度まで英文の資料、日本史の史料、グラフや表などから読み取れることをもとに考察する問題が出題されていましたが、2024年度は大問1と2が3学部共通問題となり、日本史の史料ではなく、英文の資料、グラフ、表の読み取り問題になっています。
論述問題や選択問題の形式で出題されます。
論述問題は11〜40字程度で説明する問題や空所に入る語句などを記入する問題が出題され、選択問題は資料やグラフなどから読み取れることを選ぶ問題や空所補充問題などが出題されます。
英文読解だけでなく、社会科の基本知識をおさえておく必要があります。
・学部共通の長文読解
大問1はパラグラフが3つあるので、それぞれの内容に関する問題が出題されます。
純粋な英文読解力が問われるので、英文解釈と英文読解の練習を多く積んでおきましょう。
大問2は長文の内容の正誤判定問題です。
選択肢が長いので言い換えている表現などを的確に見つけて正確に読解していってください。
・英文資料、日本史史料、グラフなどを使った資料の問題
リベラル・デモクラシーの水準に関するグラフや条約の条項が書いてある資料などを見て考察をする問題が出題されます。
WTOの名称を英語で書く問題など具体的な知識を問う問題や、資料やグラフなどを読み取って答える問題が出題されます。
知識問題については少なくとも日本史、世界史の現代史、地理や政治経済の基本知識はおさえておきましょう。
読み取り問題は正誤判定問題、15~40字程度の論述問題、選択問題などが出題されます。
知識ではなく情報の整理力が求められます。
論述問題は小さな表やグラフの小さな変化ではなく、大きく変化している部分に注目して書いていきましょう。語数が多くないので差異が明確なところを書く必要があります。
内容を説明する問題や理由を説明する問題についても簡潔に書く必要があります。
簡単に情報を整理してから書き始めましょう。
他の大学ではあまり出題されないタイプなので過去問演習を欠かさないようにしましょう。