青山学院大学 国際政治経済学部国際経済学科の論述・総合問題対策

本記事では青山学院大学 国際政治経済学部国際経済学科の論述・総合問題対策について記載しています。

国際経済学科の試験科目と配点は下記の通りです。

テスト区分教科科目配点
共通テスト外国語英語(リーディング・リスニング)50点
国語国語(近代以降の文章)25点
地歴公民・数学日本史B、世界史B、地理B、現代社会、倫理、政治経済、「倫理、政治経済」、「数学ⅠA」、「数学ⅡB」のうち1科目25点
独自問題論述・総合問題数量的理解および読解力・論理的思考力を問う問題(問題に英文を含む)100点

論述・総合問題の試験時間は70分で、配点は100点です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

国際経済学科の情報(個別学部日程)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2023約704433901123.5145.8/200(73%)
2022約702722361301.8127.8/200(64%)
2021約702502091032.0132.6/200(66%)

各項目の傾向と対策

問題数は全部で5つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2023年度2022年度2021年度
・英文読解
パラグラフ選択×1
・長文読解
内容に関する問題×3
・図の読み取り
選択問題×1
100字以内の論述×1
・資料読解
100字以内の論述
・社会科に関する問題
一問一答形式の問題など×6
・図の読み取り
120字以内の論述
・図の読み取り
100字以内の論述
・図の読み取り
150字以内の論述
・表の読み取り
120字以内の論述
・図の読み取り
150字以内の論述
・図の読み取り
選択問題×2
100字以内の論述×1
・情報の整理
100字以内の論述
・図の読み取り
選択問題×1
100字以内の論述×1

2021年度は大問3まで出題され、英語の問題はなかったのですが、2022年度から英文の読解が導入されています。
2022年度では社会科の問題が出題され、英語だけでなく社会科の知識も必要としましたが、2023年度では資料や図の読解のみで社会科の知識は必要ではありませんでした。
2024年度で出題される問題は「数量的理解(グラフや表などからデータの意味を読み解く力)および読解力・論理的思考力を問う問題(問題に英文を含む)、ならびに英語読解力を問う問題」です。
データや図表は経済データを扱っているものがほとんどです。
論述問題が出題されるので、過去問演習をやって自分の意見を指定字数内で書き切れるようにしましょう。

●問題別の分析
・英文読解問題
2023年度はコラムに含まれないパラグラフを選ぶ問題、2022年度は空所補充問題や文章の内容を述べているものを選ぶ問題が出題されました。
出題形式は年度によって違いがありますが、基本的な読解対策をおこなっていれば対応できます。
英文が難しいというよりは論理的思考力を求められるので、長文読解の勉強をするときは「なぜこれが答えになるのか」を明確にする習慣をつけましょう。

・グラフ、図表を読み取る問題
グラフや図表は移民などの社会的なテーマや物価上昇率、失業率、GDP、為替や金利などの経済データで構成されています。
経済に関する知識というよりは経済データを適切に読み取って、それを論述という形で言語化できるかが問われます。
ただ、知識がまったく必要ではないという話ではなく、やはり政治経済のテキストなどを使って、上記の物価上昇率や金利などの仕組みは理解しておいたほうがいいでしょう。
グラフや図表の読み取りは細かい変化を指摘するのではなく、全体の数字や変異をみて大きく変わっている部分や目立つ特徴のある部分を書くようにしましょう。
思いついたことを適当に書くだけでは点になりませんので、まず問題で何を聞かれているのか、それに解答するにはどこに注目したらいいのか、何が具体的に読み取れるのかを整理してから論述を書き始めましょう。