青山学院大学 文学部比較芸術学科の論述対策

本記事では青山学院大学 文学部比較芸術学科の論述対策について記載しています。

比較芸術学科では独自問題として論述が出題されます。
比較芸術学科の試験科目と配点は下記の通りです。

テスト区分教科科目配点
共通テスト外国語英語(リーディング・リスニング)100点
国語国語100点
地理歴史日本史B、世界史Bのうち1科目100点
独自問題論述芸術にかかわる評論を読み、そのテーマに沿って具体的な例をあげながら、考えるところを論述する。800字程度。150点

論述の試験時間は90分で、配点は150点です。

目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。

文学部比較芸術学科の情報(個別学部日程)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2023約452412161052.1299/450(66%)
2022約45231202882.3315/450(70%)
2021約43259227852.7328/450(73%)

各項目の傾向と対策

大問は1つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2023年度優れた芸術家は法則に反していても新しい調和を達成できる
出典:『美術の物語』エルンスト・H・ゴンブリッチ
1問800字以内で論述
2022年度芸術的価値は現実も様式も超越した一回性と永遠性をもつ
出典:『美について』今道友信
1問800字以内で論述
2021年度一流の芸術作品は新鮮さと斬新さを失わない
出典:『美意識の値段』山口圭
2問150字以内で要約
600字以内で論述

2021年度のみ要約と論述で構成されていましたが、2022年度以降は800字の論述に変わっています。
2022年度は美術史・音楽史・演劇映像学、2023年度は美術・音楽・演劇映像の中から自分が関心を持つ分野を選び、論旨を関心分野に置き換えて論述する問題でした。
現代文や小論文の勉強だけでなく、自分が興味のある分野について自主的に学ぶ必要があります。

●問題の分析
文章自体はそこまで長くなく、内容を理解するのもあまり苦労しないでしょう。
ただ、文章の論旨を理解した上で自身の興味のある分野で言い換えることができるかがポイントなので本文理解よりは自分の興味あることの研究と論述の練習をどれだけ重ねてきたかが重要になります。

論述の勉強を始める前に本文を正確に理解する能力をつけるために現代文の勉強をしましょう。
現代文で必要な知識(漢字や語彙など)を頭に入れつつ、現代文の問題を解いていきます。

現代文の勉強が一段落したら小論文の参考書や問題集を数冊読んで、例題などを解いていきます。
基本的な書き方を身につけつつ、美術、音楽、演劇映像のどれか1つについて関連書籍を読んだり、実際に作品を鑑賞しながら造詣を深めていきましょう。

10月~直前期に過去問を解いて、解き終わったら学校の先生や塾の講師などに添削してもらいフィードバックを受けましょう。