青山学院大学 文学部日本文学科B方式の国語対策

本記事では青山学院大学 文学部日本文学科B方式の国語対策について記載しています。

文学部日本文学科B方式の試験科目と配点は下記の通りです。

テスト区分教科科目配点
共通テスト外国語英語(リーディング・リスニング)100点
独自問題国語現代の国語、言語文化、古典研究150点

国語の試験時間は60分で、配点は150点です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

文学部日本文学科B方式の情報(個別学部日程)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2024約10197182306.1196/250(78%)
2023約10157152295.2192/250(77%)
2022約10151143324.5167/250(67%)
2021約10124113353.2201.3/250(81%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で1つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2024年度
出典:『いちにち、古典<とき>をめぐる日本文学誌』田中貴子
1. 漢字問題(書き・記述)×2
2. 漢字問題(読み・記述)×2
3. 傍線部の説明として適切でないもの
4. 傍線部の漢字表記
5. 空所補充問題
6. 傍線部の説明
7. 傍線部の説明
8. 傍線部について説明する(50字以内)
9. 文学史
10. 傍線部の和歌の表現方法
11. 空所補充問題
12. 傍線部について説明する(30字以内)
13. 傍線部の現代語訳
14. 傍線部の説明
15. 内容一致
2023年度2022年度2021年度
出典:「『伊勢物語』ー東下りする京文化」島内景二
1. 文学史(空所補充問題・記述)
2. 傍線部に関する問題
3. 空所補充問題
4. 漢字問題(記述)
5. 空所補充問題
6. 漢字問題(記述)
7. 空所補充問題
8. 現代語訳(記述)
9. 和歌に関する問題
10. 傍線部の意味
11. 記述説明問題(50字以内)
12. 文学史
13. 脱落文補充
14. 内容不一致
出典:『與謝蕪村の小さな世界』芳賀徹
1. 漢字問題(記述)
2. 傍線部の意味(記述)
3. 空所補充問題
4. 傍線部の説明
5. 文学史(空所補充問題)
6. 文学史
7. 空所補充問題
8. 傍線部の意味
9. 傍線部の意味
10. 傍線部の解釈
11. 傍線部の意味(記述)
12. 記述説明問題(50字以内)
13. 傍線部に関する問題
14. 傍線部の説明
出典:『「道」ー中世の理念』小西甚一
1. 傍線部の説明
2. 漢字問題(記述)
3. 空所補充問題
4. 空所補充問題
5. 傍線部の意味
6. 空所補充問題
7. 反意語(記述)
8. 現代語訳(記述)
9. 古文文法
10. 文学史
11. 傍線部の意味
12. 和歌に関する問題
13. 漢字問題(記述)
14. 記述説明問題(40字以上60字以内)

現代文と古文の融合問題(漢文も入ることがある)です。
文章が非常に長く、設問自体は私立大学の典型的な問題ですが、特に現代文は難解な問題が多いです。古文、漢文は基本知識を問われます。
設問の30~40%は知識問題なので60分という短い時間を考えると即答する必要があります。

●問題別の分析
・漢字問題、語彙問題
漢字は書きと読みの問題が出題されます。
レベルは標準的なので『漢字マスター1800+』などの標準的な漢字問題集を1冊仕上げておけば対応できます。
語彙問題は傍線部の語句の意味を記述で答える問題です。
語句の意味を答える問題は難易度が高く、『日本語チェック2000』など日本語の語彙やキーワードについて網羅している参考書に目を通しておく必要があります。

・現代文の傍線部に関する問題
傍線部について説明している文や理由が書いてある文などを選ぶ問題です。
「何を言おうとしているのか」を把握していれば答えることができます。
古文的な内容を含めて理解する必要があるので、過去問で練習を積んでおきましょう。

・古典問題
文法問題、和歌の問題、語彙問題、傍線部の解釈、文学史の形で出題されます。
問われている内容は基本レベルなので素早く回答する必要があります。
古文単語、古文文法、漢文の句法を事前におさえておきましょう。
毎年必ず文学史が出題されますので、他大や他学部で日本史受験をしていないのであれば文学史に特化した対策をしていきましょう。
2023年度のように記述タイプの文学史問題が出題されることもあるので知識を曖昧にしないようにしてください。

・記述説明問題
40字以上60字以内で出題されます。
傍線部の内容について分析できることや意味を文章を理解して解答する問題です。
傍線部付近を確認して、「つまり何を言っているのか」を厳密に解釈していきましょう。
できるだけ過去問を解いて形式に慣れていきましょう。

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