青山学院大学 総合文化政策学部(A方式)の総合問題対策
本記事では青山学院大学 総合文化政策学部の総合問題対策について記載しています。
総合文化政策学部のA方式の独自問題として総合問題が出題されます。
A方式の試験科目は下記の通りです。
A方式
テスト区分 | 教科 | 科目 | 配点 |
英語資格・検定試験 | 出願資格 | ||
共通テスト | 国語 | 国語(近代以降の文章) | 100点 |
地歴・公民・数学 | 「歴史総合、日本史探究」、「歴史総合、世界史探究」、「公共、倫理」、「公共、政治経済」、「数学ⅠA」、「数学ⅡBC」のうち1科目 | 100点 | |
独自問題 | 総合問題 | 「現代の国語」、「言語文化(近代以降の文章)」、「地理歴史、公民(主に「歴史総合」、「世界史探究(現代史)」、「日本史探究(現代史)」、「公共」、「倫理」、「政治経済」) | 100点 |
英語資格・検定試験
TEAP | 260点以上 |
英検 | CSEスコア2100点以上 |
IELTS | 4.5以上 |
TOEFL iBT | 50点以上 |
TOEIC L&RおよびTOEIC S&W | 940点以上(L&RとS&Wの合計) |
GTEC | 1100点以上 |
総合問題の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は80~85%以上に設定して勉強しましょう。
総合文化政策学部の情報(A方式)
年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 | 合格最低点/満点 |
2024 | 約70 | 393 | 362 | 124 | 2.9 | 235.0/300.0(78%) |
2023 | 約70 | 296 | 268 | 83 | 3.2 | 227.0/300.0(76%) |
2022 | 約70 | 441 | 406 | 86 | 4.7 | 250.0/300.0(83%) |
2021 | 約70 | 471 | 443 | 87 | 5.1 | 238.5/300.0(80%) |
各項目の傾向と対策
大問は全部で1つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。
2024年度 | 18世紀後半以降の「表現の自由」 | 19問(選択) | 1. 漢字問題×5 2. 空所補充問題、カントの思想 3. 下線部に関する問題 4. 下線部に関する問題 5. 内閣不信任案を出された内閣と演説を行った人物 6. 下線部に関する問題 7. 下線部の理由 8. 空所補充問題 9. 空所補充問題 10. 下線部に該当するもの 11. 日本の情報公開制度の説明として適当でないもの 12. 下線部に関する問題 13. 下線部に関する問題 14. 下線部に関する問題 15. 法律の条文を読んで法律の説明をしているものを選ぶ 16. 下線部に関する問題 17. 空所補充問題、文の正誤問題 18. 空所補充問題 19. 内容に合致するもの |
2023年度 | 資本主義の変化とコミュニティの変容 | 15問(選択) | 1. 漢字問題×5 2. 該当しないもの 3. 空所補充問題 4. 適当なもの 5. 空所補充問題、適当なもの 6. 正しい説明 7. 空所補充問題、適当なもの 8. 適当なもの 9. 適当なもの 10. 適当なもの 11. 年代整序問題、組合せ、適当なもの 12. 空所補充問題、適当でないもの 13. 空所補充問題、適当でないもの 14. 正しい説明 15. 内容一致 |
2022年度 | 近代化による、個人の公共性の変化 | 13問(選択) | 1. 漢字問題×5 2. 空所補充問題、適当なもの、適当でないもの 3. 組合せ 4. 年代整序問題 5. 空所補充問題、年代整序問題、組合せ 6. 空所補充問題 7. 空所補充問題、年代整序問題、適当でないもの 8. 適当なもの 9. 正しい説明 10. 空所補充問題、組合せ 11. 空所補充問題、適当なもの 12. 組合せ 13. 内容不一致 |
2021年度 | 図像(イメージ)・視覚的表象をめぐる議論 | 14問(選択) | 1. 漢字問題×5 2. 適当なもの 3. 空所補充問題、空所補充問題、組合せ 4. 空所補充問題、適当でないもの、年代整序問題、適当でないもの 5. 適当なもの 6. 空所補充問題、正しいもの 7. 適当でないもの 8. 適当でないもの 9. 空所補充問題、組合せ 10. 空所補充問題 11. 空所補充問題 12. 適当なもの 13. 分類 14. 内容一致 |
出題範囲は「現代の国語」、「言語文化(近代以降の文章)」、「地理歴史、公民(主に「歴史総合」、「世界史探究(現代史)」、「日本史探究(現代史)」、「公共」、「倫理」、「政治経済」)という構成です。
社会科目からの出題が多く、それぞれの範囲はせまいですが幅広く学ぶ必要があります。
設問数は13~15問でしたが、2024年度は19問に増えています。A、B、Cのように枝分かれしている問題もあるので実際は20問以上です。
合格最低点を考えると共通テストもありますが、総合問題でも高得点をとる必要があります。
●問題別の分析
・国語総合(近代以降の文章)
一般的な現代文対策をしていきましょう。
漢字などの基本知識を『漢字マスター1800+』などを使って頭にいれながら、読解問題にあたっていきましょう。
センター試験や共通テストの問題で現代文に慣れる必要があります。
試験科目にもある共通テスト(国語)で高得点をとれるレベルにいれば対応できます。
・社会科
共通テストで日本史B、世界史B、「倫理、政治経済」のどれかを選択していれば、残りの教科を勉強すれば事足ります。
戦略として次のようなものが考えられるでしょう。
STEP1. 「歴史総合」や「公共」の参考書や問題集をつかってベースを作る。
2025年度入試以降の受験生は履修していると思いますが、「歴史総合」と「公共」で必要な知識のベースをつくることができます。
STEP2. 世界史や日本史、「倫理、政治経済」の参考書を使って深めていく。
世界史や日本史は教科書を使って近現代史を中心に学習しましょう。
「倫理、政治経済」の中でも倫理分野はある人物の思想の具体的な内容についても問われることがあるので、用語だけでなく内容まで理解を深めていきましょう。
他の私立大学も受験する場合は負担が増えてしまいますので早めの学習をオススメします。
STEP3. 過去問を使って演習を積んでいく。
まず傾向を知るための1回、残りは10月~受験前に解いて得点率を可能な限りあげていきます。
範囲は広いですが、問われる知識は基本的なので失点をできるだけふせいでいきましょう。
共通テストも高得点である必要があるので、共通テストの過去問や模試問題集をたくさん解いて点数を最大化していきましょう。