明治大学 農学部の国語対策

本記事では明治大学 農学部の国語対策について記載しています。

農学部は英語が必須で、残り2科目は国語・数学・理科の中から選択します。
農業政策学科のみ残りの2科目は国語・数学・地歴公民・理科から選択できます。

農学部の国語の試験時間は120分(2科目あわせて)で、配点は150点(2科目で300点)です。

目標得点率は65%以上に設定して勉強しましょう。

農学部の情報(個別入試・3科目)

学科年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
2023901,1369122753.3
2022901,1329422973.2
2021909877852692.9
農芸化2023849297732323.3
2022908526982502.8
2021906985712102.7
生命科2023921,3811,1233043.7
2022921,0819163063.0
2021921,1429392793.4
食料環境政策2023791,1061,0082174.6
2022791,1089962114.7
2021799298441665.1

*数値には追加合格・補欠合格・特別措置を含みます。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2022年度2021年度2020年度
・漢字問題
書き問題×4
・漢字問題
書き問題×4
・漢字問題
書き問題×4
・漢字問題
読み問題×4
・漢字問題
読み問題×4
・漢字問題
読み問題×4
・現代文
出典:『共に生きるー多民族・多文化社会における対話』塩原良和
1. 傍線部の説明
2. 当てはまらないもの
3. 傍線部の説明
4. 抜き出し問題(記述)
5. 傍線部の説明
6. 空所補充問題
7. 傍線部の理由
8. 傍線部の説明
9. 内容一致
・現代文
出典:『こころの人類学』煎本孝
1. 傍線部の説明
2. 傍線部の説明
3. 傍線部の説明
4. 当てはまらないもの
5. 傍線部の説明
6. 傍線部の説明
7. 傍線部の説明
8. 抜き出し問題(記述)
9. 内容一致
・現代文
出典:『日本文化をよむ』藤田正勝
1. 空所補充問題
2. 傍線部の説明
3. 傍線部の理由
4. 傍線部の説明
5. 「課題」に含まれていないもの
6. 「一般」とは何を指すか
7. 傍線部の説明
8. 傍線部の説明
9. 傍線部の理由
10. 内容一致
・古文
出典:『更級日記』
1. 抜き出し問題(記述)
2. 傍線部の解釈
3. 傍線部の理由
4. 傍線部が係る部分
5. 傍線部の解釈
6. 「人」とは誰か
7. 敬意の対象
8. 傍線部の説明
9. 傍線部の解釈
10. 文学史
・古文
出典:『宇治拾遺物語』
1. 抜き出し問題(記述)
2. 抜き出し問題(記述)
3. 傍線部の説明
4. 傍線部に関する問題
5. 助動詞(記述)
6. 動作の主体
7. 傍線部の解釈
8. 物語の主旨
9. 文学史
・古文
出典:『風姿花伝』
1. 傍線部の解釈
2. 傍線部の意味
3. 指示語の内容
4. 傍線部の説明
5. 空所補充問題(記述)
6. 傍線部の説明
7. 「心遣ひ」に含まれないもの
8. 内容一致
9. 文学史

漢字問題、現代文、古文という構成です。
試験時間はおおよそ60分と考えると漢字問題を5分以内に終わらせて、現代文と古文にそれぞれ25分前後、時間をかけられるようにしましょう。
現代文も古文も私立大学で出題される典型的な問題なので、過去問演習を十分に行えば高得点を狙うことができます。

●漢字問題
基本~標準レベルなので『漢字マスター1800+』などの標準的な問題集を1冊仕上げておけば対応することができます。

●現代文
・傍線部に関連する問題
傍線部や傍線部に関することについて説明しているものや理由などを選択肢から選ぶ問題です。
中には当てはまらないものを選ぶ問題も出題されています。
傍線部の前後や傍線部が含まれる段落を理解できているか問われています。
現代文の演習をやっている段階から「なぜこれが答えなのか」ということを突き詰める習慣をつけておきましょう。
文章の相性で得点率が変動する人は「なぜこれが答えなのか」ということを考える習慣がついていないことが多いです。

・抜き出し問題
記述形式で問われることがほとんどです。
傍線部の説明や理由に該当する部分を本文から抜き出します。
傍線部に関連する問題と同じように「なぜこれが答えなのか」を考える習慣がついていれば答えることができます。

・内容一致問題
まずはありえない選択肢を消していき、残りの選択肢に含まれる文や語句を素早く検証していきます。
内容と一致しない部分を言語化する習慣をつけておけば、この問題も対応することができます。

●古文
文章として採用されているものは、どこの大学でも頻出となる作品なので典型的といえるでしょう。
文法問題よりも本文の解釈や説明を選択肢から選ぶ問題が多いです。
まずは基本的な語彙や文法を頭に入れて読解練習を中心にできるように学習計画を立てていきましょう。
読解問題を解き終わったら、現代語訳を見ながら内容を確認し、知らなかった単語や表現にチェックをいれて覚えていきましょう。それが終わったら文章を音読しましょう。