学習院大学 経済学部・コア試験の世界史対策

本記事では学習院大学 経済学部コア試験の世界史対策について記載しています。
学習院大学はコア試験とプラス試験があり、コア試験が従来通りの学部別の個別試験で、プラス試験は他学部のコア試験で選抜をおこなう試験です。
プラス試験は同一学部を2回受験することができたり、試験日選択の幅ができるなどのメリットがあります。
経済学部・コア試験の世界史の試験時間は60分で、配点は120点満点です。
目標得点率は80%以上に設定して対策していきましょう。
経済学部の入試情報
年度 | 学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 |
2024 | 経済コア試験 | 130 | 2,410 | 2,321 | 632 | 3.7 |
経済プラス試験 | 20 | 344 | 322 | 54 | 6.0 | |
経営コア試験 | 130 | 2,042 | 1,989 | 433 | 4.6 | |
経営プラス試験 | 15 | 232 | 218 | 44 | 5.0 | |
2023 | 経済コア試験 | 130 | 2.127 | 2,076 | 587 | 3.5 |
経済プラス試験 | 20 | 279 | 258 | 51 | 5.1 | |
経営コア試験 | 130 | 2,000 | 1,959 | 436 | 4.5 | |
経営プラス試験 | 15 | 209 | 202 | 40 | 5.1 |
各項目の傾向と対策
大問は全部で5つです。
年度別の内容を確認しましょう。
・2024年度
Ⅰ | A:17世紀の科学革命 B:西洋中世世界の修道士 C:朝鮮の歴史 | 各10問マーク 30点 |
Ⅱ | A:明の歴史 B:バーブルに関する歴史 C:第二次世界大戦後の世界 | 各10問マーク 30点 |
Ⅲ | 共和政ローマの歴史 | 9問記述 18点 |
Ⅳ | 各国の歴史(正誤問題と設問) | 8問記述 16点 |
Ⅴ | オランダの繁栄 | 12問記述 26点 |
・2023年度
Ⅰ | A:古代ローマ史 B:中世後期のイングランド(百年戦争) C:19世紀ヨーロッパにおけるナショナリズムの高まり | 各10問マーク 30点 |
Ⅱ | A:メソポタミア文明 B:杭州の歴史 C:アフリカの植民地化 | 各10問マーク 30点 |
Ⅲ | デンマークの歴史 | 10問マーク 10点 |
Ⅳ | 各国の歴史(正誤問題と設問) | 12問記述 24点 |
Ⅴ | 産業革命期のイギリス | 11問記述 26点 |
・2022年度
Ⅰ | A:ペルシア戦争の歴史 B:蒋介石の歴史 C:アフリカの交易 | 各10問マーク 30点 |
Ⅱ | A:共和制ローマの歴史 B:オスマン帝国の歴史 C:アメリカの発明の歴史 | 各10問マーク 30点 |
Ⅲ | イギリスのインド支配 | 10問マーク 10点 |
Ⅳ | 各国の歴史(正誤問題と設問) | 12問記述 24点 |
Ⅴ | イギリスの植民地 | 13問記述 26問 |
・2021年度
Ⅰ | A:中国史(漢~戦国時代) B:中国史(試験制度や商業) C:16世紀あたりまでのイスラム史 | 各10問マーク 30点 |
Ⅱ | A:古代ギリシア文明とエーゲ文明 B:チベット仏教の歴史 C:ロマノフ王朝の歴史 | 各10問マーク 30点 |
Ⅲ | 各国の歴史(正誤問題と設問) | 10問記述 20点 |
Ⅳ | オリエントの歴史 | 8問記述 16点 |
Ⅴ | アメリカ西部の発展の歴史 | 10問記述 24点 |
2022年度から大問3がマーク式問題に変わりましたが、2024年度は2021年度と同じように大問1、2がマーク式、3~5が記述式になっています。
経済に関する大問は必ず出ますので、経済史は欠かさず勉強しましょう。
マーク式からの出題が多く、配点も記述より高いですが、1問あたりの配点は記述の方が高いので一問一答などで用語を正確に覚えてミスをしないようにしましょう。
●問題別の分析
・大問1、2、3のマーク式の問題
文章の中に選択肢があります。
教科書を読み込んで、一問一答をやれば高得点を取ることができます。
基本的な知識が多いのでここでの失点はできる限りおさえましょう。
・大問4の正誤問題と設問
6~9行程度の文章にある間違えを指摘して、それを正しいものに直す問題と文章に関する設問があります。
人物や王朝名など語句単位での間違えを指摘するので、語句を単純に暗記するのではなく、周辺知識と関連させて覚えていきましょう。
文章の内容に関する設問は標準的な一問一答をやっていれば得点できます。
・大問5の語句記述問題
大問4に引き続き、記述式での回答を要する問題です。
この大問で経済に関する問題が出題される傾向にあります。ヨーロッパの大国(イギリスやアメリカなど)からの出題が多いです。
難しい語句を問われることがありますが、ほとんどが教科書レベルの基本的なものなので、難しい語句にとらわれないようにしましょう。
漢字ミスやカタカナを間違って覚えるなどのケアレスミスを防ぐように普段から意識して覚えていきましょう。