慶應義塾大学 経済学部の小論文対策
本記事では慶應義塾大学 経済学部の小論文対策について記載しています。
経済学部の小論文の試験時間は60分で、配点は70点です。
経済学部はA方式の場合、英語と数学のマーク部分、B方式の場合、英語のマーク部分が基準点に達していないと記述問題と小論文が採点されず不合格になりますので、ご注意ください。
傾向と対策
課題文が与えられ、その内容についての設問に答える問題です。
説明する問題や自分の考えを述べる問題などが出題されます。
字数は設問Aが200字以内、設問Bが400字以内です。
●過去3年分の出典
・2023年度
リサ・ボルトロッティ著、鴻浩介訳『非合理性』
・2022年度
1. 日経新聞 2. 『文系と理系はなぜ分かれたのか』隠岐さや香
・2021年度
『二十一世紀の資本主義論』岩井克人
●小論文の対策について
小論文の対策に入る前に文章を読解する必要があります。
最初は選択式の読解問題集で正しい答えを選ぶ練習をして、徐々に国公立向けの記述問題集にシフトしていきましょう。
読解問題を解いたら文章を要約していきましょう。
要約は文章を短く書くことではなく、「何を伝えたいのか」を読み取って抽象化し、それを言語化することを指します。
読解の練習が終わったら、小論文対策に入っていきます。
最初は制限時間を設けず、現代文の勉強と同じように「何を伝えたいのか」を読み取り、自分の中で言語化できるまで課題文を読み込む練習をしましょう。
実際に書くときは「設問は何を問うているのか」を徹底的に考え抜きましょう。
書いた後は先生や講師に添削してもらい、ブラッシュアップしていきましょう。
過去問は最低でも10年分以上取り組んでおくと自信がつくと思います。
あくまで英語、数学、社会の方が重要ですが、小論文の対策も徹底してやりましょう。
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