早稲田大学 文学部の日本史対策
本記事では早稲田大学 文学部の日本史対策について記載しています。
文学部の日本史の試験時間は60分、配点は50点です。
時代範囲が広く、選択式や記述式の問題もバランスよく出されています。
文学部の情報(一般選抜)
年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 | 合格最低点 |
2024 | 340 | 7.755 | 7,330 | 860 | 7.8 | 130.4/200(65.2%) |
2023 | 340 | 7,592 | 7,110 | 840 | 8.5 | 129.8/200(64.9%) |
2022 | 340 | 8.070 | 7,532 | 741 | 10.2 | 131.9/200(65.9%) |
2021 | 390 | 7,814 | 7,374 | 715 | 10.3 | 130.8/200(65.4%) |
2020 | 390 | 8,222 | 7,569 | 698 | 10.8 | 132.2/200(66.1%) |
2019 | 390 | 8,360 | 7,733 | 682 | 11.3 | 134.0/200(67.0%) |
各項目の傾向と対策
大問は6つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
・2024年度
Ⅰ | 中国の史書と「倭」 | 7問(選択と記述) |
Ⅱ | 道鏡と荘園(史料問題) | 6問(選択と記述) |
Ⅲ | 中世の貨幣経済 | 7問(選択と記述) |
Ⅳ | 幕末の対外関係 | 8問(選択と記述) |
Ⅴ | 近現代の内閣 | 11問(選択と記述) |
Ⅵ | 日本絵画史と女性 | 7問(選択と記述) |
・2023年度
Ⅰ | モースと大森貝塚 | 7問(選択と記述) |
Ⅱ | 平安時代初期の政治(史料問題) | 7問(選択と記述) |
Ⅲ | 承久の乱(史料問題) | 7問(選択と記述) |
Ⅳ | 江戸時代後期の政治 | 8問(選択と記述) |
Ⅴ | 近現代の雑誌 | 11問(選択と記述) |
Ⅵ | 江戸時代の西洋画と蘭学 | 7問(選択と記述) |
・2022年度
Ⅰ | 原始・古墳時代の社会 | 6問(選択と記述) |
Ⅱ | 古代の文字文化 | 8問(選択と記述) |
Ⅲ | 中世の一揆 | 7問(選択と記述) |
Ⅳ | 江戸時代と空 | 7問(選択と記述) |
Ⅴ | 山県有朋 | 11問(選択と記述) |
Ⅵ | 風俗画 | 7問(選択と記述) |
・2021年度
Ⅰ | 交易と考古学 | 6問(選択と記述) |
Ⅱ | 古代の宮都 | 8問(選択と記述) |
Ⅲ | 中世の武士 | 7問(選択と記述) |
Ⅳ | 鎖国 | 7問(選択と記述) |
Ⅴ | 原敬 | 11問(選択と記述) |
Ⅵ | 文化遺産 | 6問(選択と記述) |
問題数は46~47問で推移しています。
主に正しいものを選ぶ問題、誤りを選ぶ問題、記述問題などが出題されます。
2023年度は整序問題が出題されています。
他大学でもいえますが、文学部は先史から近現代まで幅広く出題されますが、特に前近代の歴史に集中して対策していきましょう。
●問題別の分析
・正誤判定問題
考古学と文化史(特に美術)は用語集などを使って他の分野より深く学習しておきましょう。
難しい問題も出題されますが、教科書や参考書の記述を正確に覚えておくことが得点につながります。一問一答で終わらせたり、問題集をひたすら解いて終わりにしたりしないようにしましょう。
・記述問題
空所補充と一問一答形式の問題があります。
漢字で書くように指示されますので、覚えにくいものは集中的に覚えていきましょう。
2023年度は年号をそのまま聞いてきたり、整序問題が復活したりなど変化のある年度でした。今後も変化がある可能性があるので他学部の日本史の問題を解いておくのも効果的です。
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