学習院大学 国際社会学部・コア試験の日本史対策
本記事では学習院大学 国際社会学部コア試験(経済学部プラス試験)の日本史対策について記載しています。
学習院大学はコア試験とプラス試験があり、コア試験が従来通りの学部別の個別試験で、プラス試験は他学部のコア試験で選抜をおこなう試験です。
プラス試験は同一学部を2回受験することができたり、試験日選択の幅ができるなどのメリットがあります。
国際社会学部・コア試験の日本史の試験時間は60分で、配点は100点満点です。
日本史は非常に簡単であるため、目標得点率は90%以上に設定して対策していきましょう。
国際社会学部の入試情報
入学者選抜ガイドをご参照ください
各項目の傾向と対策
大問は全部で5つです。
年度別で大問の内容を確認しましょう。
・2023年度
Ⅰ | 都市の歴史 | 20問マーク 20点 |
Ⅱ | 平氏の歴史 | 10問マーク 20点 |
Ⅲ | 江戸幕府の政治改革 | 10問マーク 20点 |
Ⅳ | 日清戦争、日露戦争 | 記述と選択(10問) 20点 |
Ⅴ | 第二次世界大戦後の日本 | 10問の空所補充問題(記述) 20点 |
・2022年度
Ⅰ | 政治史 | 20問マーク 20点 |
Ⅱ | 文化史(古代~中世) | 10問マーク 20点 |
Ⅲ | 近世の学校、塾の歴史 | 10問マーク 20点 |
Ⅳ | 大正・昭和の歴史 | 記述と選択(10問) 20点 |
Ⅴ | 昭和~平成の歴史 | 記述と選択(10問) 20点 |
・2021年度
Ⅰ | 火災の歴史 | 20問マーク 20点 |
Ⅱ | 山の歴史 | 10問マーク 20点 |
Ⅲ | 近世 | 10問マーク 20点 |
Ⅳ | 福沢諭吉の生涯 | 10問マーク 20 |
Ⅴ | 昭和 | 10問記述 20点 |
さまざまな分野から出題されますが、教科書や参考書をつかった通史学習と一問一答をやっていれば対応できます。
2021年度からマーク式での回答が増加し、平均点もかなり上がりましたが、2022年度の大問4で正誤問題や空所補充問題などが新たに出題され、平均点は2021年度に比べて下がったものの依然として高止まりしているので目標得点率は90%以上を目標にしましょう。
●問題別の分析
・大問1、2、3のマーク式問題
文章の中に選択肢があり、前後関係から適切な語句を選ぶ問題です。
教科書や参考書で通史学習をして、標準的な一問一答をやっていれば対応できます。
一見難しそうでも、周辺の文章を確認するとヒントが書かれていることがあるので、行き詰まったときは周りの文を確認しましょう。
・大問4のマーク式問題
2022年度から空所補充問題、正誤問題、年代の並べ替え問題などが出題されています。
通史学習をする中で5W1Hを意識してみましょう。
「いつ、どこで、何が、誰が、なぜ、どのように」のどれかを間違ったものに変えて出題されることが多いです。
また、年代の並べ替え問題は社会史、経済史、文化史などの区分けが、バラバラになっても答えられるように正確な年号暗記を心がけてください。
・大問5の記述問題
昭和~平成から出題されることが多いため、この時代の用語は漢字で正確に書けるようにしましょう。
政治経済に関連する用語が問われたり、難しい用語が問われることがあると思いますが、基本的な日本史の用語の方が多いので、あわてず基本的な学習を継続しましょう。