学習院大学(経済学部・コア試験)の日本史対策

本記事では学習院大学経済学部・コア試験の日本史対策について記載しています。

学習院大学はコア試験とプラス試験があり、コア試験が従来通りの学部別の個別試験で、プラス試験は他学部のコア試験で選抜をおこなう試験です。

プラス試験は同一学部を2回受験することができたり、試験日選択の幅ができるなどのメリットがあります。

経済学部・コア試験の日本史の試験時間は60分で、配点は120点満点です。

目標得点率は80%以上に設定して対策していきましょう。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
大問は全部で5つです。
各大問の年度別の内容は下記の通りです。
・2019年度
Ⅰ 日中関係史(20問マーク)
Ⅱ 近世(10問マーク)
Ⅲ 史料問題(10問記述)
Ⅳ 中世(10問記述)
Ⅴ 昭和史(10問記述)

・2020年度
Ⅰ 文書の歴史(20問マーク)
Ⅱ 原始・古代(10問マーク)
Ⅲ 中世(10問記述)
Ⅳ 近世(10問記述)
Ⅴ 近代(10問記述)

・2021年度
Ⅰ 政治史(20問マーク)
Ⅱ 古代(10問マーク)
Ⅲ 中世(10問マーク)
Ⅳ 近世(10問マーク)
Ⅴ 近代(10問記述)

・2022年度
Ⅰ 徴税の歴史(20問マーク)
Ⅱ 中世(10問マーク)
Ⅲ 近世(10問マーク)
Ⅳ 明治史(10問マーク)
Ⅴ 昭和史(10問記述)

・2023年度
Ⅰ 日本周辺国との関係史(20問マーク)
Ⅱ 古代(10問マーク)
Ⅲ 中世(10問マーク)
Ⅳ 近世(10問マーク)
Ⅴ 昭和史(10問記述)

大問1がテーマ史であることは変わりませんが、2021年度からマーク式の問題が増加しています。
文章の中に選択肢があり、前後の情報から判断して正答を選ぶ問題です。
たまに難しい用語がありますが、ほとんどが教科書、参考書、一問一答で対処できる問題です。

●問題別の分析
・大問1のテーマ史

テーマ史とはいうものの通史をやっていれば対処できるレベルですが、テーマごとに整理して覚えた方がわかりやすいという受験生はテーマ史をあつかった参考書や問題集を解いていきましょう。

・大問2~4のマーク問題
教科書、参考書で通史をやりつつ一問一答をこなしていけば対処できます。
一見難しそうでも文章を読むとヒントが書いてあることもあるので、選択肢をみてわからない場合は周辺の文章を読んでみましょう。

・大問5の記述問題
一問一答形式で、論述問題は出ません。
明治・大正・昭和から出題されることが多いため、この時代の用語については漢字で正確に書けるようにしましょう。
まれに難しい用語が問われることがありますが、基本的な問題を取りこぼさなければ、じゅうぶん合格点をとれるので難しい用語に気を取られすぎないようにしましょう。

経済学部とはいえ経済関係に特化しているわけではなく、文化史も含めてまんべんなく出題されるので曖昧ではなく正確かつ基本的な知識を身につけるようにしましょう。