甲南大学(前期日程)の日本史対策

本記事では甲南大学 前期日程の日本史対策について記載しています。

日本史の試験時間は60分で、配点は100点です。
*文学部 歴史文化学科は200点です。

目標得点率は70~80%に設定して勉強していきましょう。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
大問は3つで、マーク数が30個、記述が10個です。
古代から現代まで幅広く基本的な知識が問われます。
文章中の空所補充問題については選択式と記述式の両方があります。
下線部についての設問や史料を使った問題が必ず出題されます。
大問3で正誤問題が2021年度まで出題されていましたが、2022年度では出題されていません。

●問題別の分析
・文章中の空所補充問題
選択問題は文章のあとにある語群の中から適切なものを選ぶ形式です。
難しい知識は問われず、教科書と標準的な一問一答をやっていれば即答できます。
語句を記述する問題がありますので、語句を覚えるときは漢字も正確に覚えるようにしましょう。

・文章中の下線部の内容についての問い
文章中の下線部に関する選択肢のうち正しいものや誤っているものを選ぶ問題です。
語句やそれに関連することについての正確な知識が問われます。語句だけを暗記しようとせずに流れの中で暗記していきましょう。

・史料問題
2022年度は大問3がまるまる史料問題でした。
2022年度以外にも文章の記述に関連する史料を選ぶ問題が出ています。
教科書を読みつつ史料にも目を通し、史料を読んで何のことを言っているのかを理解できるようにしておきましょう。
東進ブックスの『日本史史料一問一答』でも対策することができます。

以上から甲南大学の日本史は下記の手順で勉強していくと効果的です。

教科書や流れを追うことができる参考書を中心に読み進め、用語は一問一答で覚えていきましょう。
太字などで強調された部分だけをチェックするのではなく、その内容と結果を正確に把握できるようにノートなどにまとめ、いつでも見返せるようにしてください。

年号暗記は専用の参考書、問題集をやったり、教科書、参考書を読んでいるときに出てきた年号をノートなどにまとめて覚えるという方法で攻略していきましょう。

インプットだけでなく、『日本史 基礎問題精講』などの問題集を使ってアウトプットを欠かさないようにしてください。

以上が終わったら直近3年分の過去問を解き、曖昧になっている部分をつぶしていきましょう。