近畿大学(前期A日程)の日本史対策
本記事では近畿大学A日程の日本史対策について記載しています。
日本史の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は80%以上に設定して勉強していきましょう。
各項目の傾向と対策
●全体の傾向
大問は4つで、マーク数は40個です。記述問題はありません。
古代、中世、近世、近代から出題されています。文化史も出題されます。(2023年の大問4はすべて文化史の問題でした)
2021~2023年度では戦後史以降の出題がなかったので、古代から第二次世界大戦までを集中的に勉強していきましょう。
設問は文章中、史料中の空所補充問題、文章中、史料中の下線部についての問いで構成されています。
●問題別の分析
・文章中、史料中の空所補充問題
文章や史料の中にある空所に入るものを選択肢から選ぶ問題です。
空所の前後や史料の出典などをヒントにして解答していきます。
教科書や標準的な一問一答を覚えておけば対応することができます。
教科書は文章だけでなく、史料まで目を通しておきましょう。
・文章中、史料中の下線部についての問い
下線部が引かれている単語の内容について問われます。
空所補充問題と同じように教科書の通読と一問一答で対応することができます。
古代は都の変遷、藤原氏、天皇、中世は源氏、平氏、北条氏、足利氏、一揆、近世は徳川将軍、側用人、老中、藩主、改革、近代は明治維新に関わる人々、総理大臣など整理して覚えていないと答えられない分野はどの大学でも頻出です。
また、どの時代も一貫して施策、事件、変、乱、戦争は頻出です。
以上から近畿大学の日本史は下記の手順で勉強していくと効果的です。
教科書や流れを追うことができる参考書を中心に読み進め、用語は一問一答で覚えていきましょう。
太字などで強調された部分だけをチェックするのではなく、その内容と結果を正確に把握できるようにノートなどにまとめ、いつでも見返せるようにしてください。
年号暗記は専用の参考書、問題集をやったり、教科書、参考書を読んでいるときに出てきた年号をノートなどにまとめて覚えるという方法で攻略していきましょう。
インプットだけでなく、『日本史 基礎問題精講』などの問題集を使ってアウトプットを欠かさないようにしてください。
以上が終わったら直近3年分の過去問を解き、曖昧になっている部分をつぶしていきましょう。