甲南大学(前期日程)の英語対策

本記事では甲南大学前期日程の英語対策について記載しています。

英語の試験時間は文系学部(文学部、経済学部、法学部、経営学部)が80分、理系学部(理工学部、知能情報学部、マネジメント創造学部、フロンティアサイエンス学部)が70分です。

目標得点率は70~80%あたりに設定して勉強しましょう。

●全体の傾向
長文読解①、長文読解②、長文読解③、会話問題、英作文で構成されています。
最初の長文読解①の語数は750~820語程度で、長文読解②、③は400語程度です。
文系学部志望者のみ長文中の下線部を和訳する問題、4コマ漫画があらわしていると思うことを50語程度の英語で作文する問題が出題されます。

●大問1(長文読解①)
下線部の言い換え問題、空所補充問題、パラグラフごとの内容を問う問題、和訳問題(文系のみ)で構成されています。

下線部の言い換え問題は、文脈で判断することもできますが、頻出の単語や熟語から出題されますので、単語集や熟語集を1冊ずつ何周もして覚えていってください。

空所補充問題は接続詞を入れることが多いので、neverthelessやas a resultのような表現を確実に覚えておくとともに、空所の前後をみて関係性がどうなっているのか検証しましょう。

パラグラフごとに内容を問う問題は、あらかじめ段落ごとに番号を書いていき、参照しやすいように工夫することをオススメします。
全文を読んでからではなく、段落ごとに回答していくと時間のロスを減らせます。

和訳問題は2問出題されます。単語や熟語の意味、構文を把握する力がないと回答できませんので、いつでも思い出せるように何度も反復して覚えておきましょう。
過去問を使って練習し、単語、熟語、構文の意味や構造を把握できているか、日本語として不自然じゃないかなどを他人にチェックしてもらうと上達がはやくなります。

●大問2、3(長文読解②、③)
大問2、3の長文読解の問題は大問1と同じく、下線部の言い換え問題、空所補充問題、パラグラフごとに内容を問う問題で構成されています。

大問1よりも短いので、あまり時間をかけずに処理していきましょう。

●大問4(会話問題)
会話文中にある空所にあてはまるものを選ぶ問題です。空所は10個あります。
会話表現、熟語、単語などから出題されますが、解き方としてはほとんどの会話問題と同じように前後関係を把握して解いていくことが基本です。

●大問5(英作文)
4コマ漫画が表わしていると思うことを、50語程度の英語で書く問題です。
できるだけ知っている表現に言い換えてから、英文を書いていきましょう。
日本語を思い浮かべてそれを直訳するのではなく、イメージを英語にするようにしましょう。

50語という意外と短い語数指定なので、言いたいことは簡潔に書いていってください。
準備としては文法や単語を覚えるだけでなく、使えるようになるまで何度も反復していきましょう。

新聞などにある4コマ漫画のふきだし部分を消して練習するのも効果的です。

全体を通して単語と熟語の暗記は避けて通れません。逆にいうとそれをやれば即答できる問題もありますので、必ずやりきってほしいと思います。

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