龍谷大学(前期日程)の英語対策

本記事では龍谷大学前期日程の英語対策について記載しています。

英語の試験時間は70分です。

各方式の配点はこちらのPDFを参照してください。
*龍谷大学から出されている2023年度の入試ガイドです。

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

●全体の傾向
長文読解①、長文読解②、会話問題、整序問題
という構成です。
1つ目の長文読解①は600~800語程度、2つ目の長文読解②は400~500語程度の長文です。
整序問題は8つの語句を並べ替える問題です。選択肢が多いので文法や構文などでまとめてから並べ替えていきましょう。

●大問1(長文読解①)
600~800語程度の長文で、設問数は15問です。
下線部の意味を問う問題、指示語が指す内容を問う問題、下線部の根拠を問う問題、空所補充問題、本文の内容と一致しないものを選ぶ問題、内容一致問題などで構成されています。

長文の難易度は基本的な単語や熟語、英語表現をいつでも思い出せるような状態でのぞまないと対応できないレベルなので、偏差値などの指標に惑わされずに教材は何回も反復して覚えるようにしましょう。

問題の種類も多種多様なので、長文読解もいろいろなタイプのものにチャレンジしていって総合的な対応力を身につけましょう。

●大問2(長文読解②)
400~500語程度の長文で、設問数は5問です。
大問2の長文は段落ごとに内容を問う問題があり、最後に内容一致問題という構成で、大問1よりは解きやすいと思います。
段落ごとに問題を解いていき、最後に内容一致問題をやるという方法で対応することができます。

●大問3(会話問題)
A問題とB問題にわかれています。
A問題は5つの会話パターンの空所補充で、B問題は1つのやりとりの中に空所補充があります。

難易度は基本的なものが多く、満点を狙う人は会話表現まで覚えたほうがいいですが、前後関係を把握すれば解ける問題が多いので会話表現にはそこまで注意を払わなくてもいいです。

●大問4(整序問題)
設問数は5問で、並べ替える語句の数は8個です。
日本語が書いてありますが、わかりやすく構文が見えるような形になっていることはあまりないです。

例えば、下の問題は2021年度のものです。

もう慣れたので、オンライン授業もそんなに悪くは思えない。(○の部分に入るものを選ぶ)
( ) ( ) ( ) ( ) ( ○ ) ( ) ( ) ( ), online classes don’t seem so bad.
[①have ②that ③gotten ④used ⑤them ⑥we ⑦now ⑧to]

「もう(すでに)~した」なので、alreadyなどがあると思いきや、ありません。
ここで「今や~なので」を表わす、”now that S V”や「~に慣れる」を表わす”get used to”が想起されるかがポイントです。

答えはNow that we have gotten used to them, ~なので③が正解となります。
以上のように構文や英語表現を正確に理解、暗記していないと対応できませんので、文法学習をしているときは、表現がどのような使われ方をされているのかにも注目して勉強していきましょう。