立命館大学(全学部統一)の英語対策

本記事では立命館大学全学部統一の英語対策について記載しています。

英語の試験時間は80分で、配点は学部・学科によって異なります

法・産業社会・文(国際文化学域、国際コミュニケーション学域以外)・映像・経営・総合心理・経済・スポーツ健康科学・食マネジメントは120点

国際関係・文(国際文化学域、国際コミュニケーション学域)は150点

理工・情報理工・生命科・薬は100点

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

全体の傾向
長文読解①、長文読解②、会話問題、文法・語法・熟語問題、語彙問題、下線部の意味に最も近い意味になる語を選ぶ問題で構成されています。
典型的な私立大学の問題で、全学部統一方式は2月1日~4日の4日間にわたって実施されますが、どの日程も同じ問題構成なので演習量も多く稼ぐことができます。

●大問1(長文読解①)
本文の内容、意味に関わる問題、内容一致問題、本文の内容をもっともよく表わしているものを選ぶ問題で構成されています。

本文の内容、意味に関わる問題は、長文を読んでいるときに「つまりどういうことか」を把握しながら読み進めていってください。

選択肢は問われている部分の要約、言い換えであることが多いため、直接的に書かれている部分を後から探しにいっても見つからないので、読んでいるときに簡単な抽象化をしていく必要があります。

内容一致問題は本文の内容に一致するものには1、一致しないものには2、本文からだけではどちらとも判断できないものには3を選ぶ問題です。

一致するもの、一致しないものを選ぶ問題は典型的で解きやすいのですが、どちらとも判断できないものを選ぶ問題で読解力が問われます。

判断できない選択肢は事実+書かれていないことで構成されていることが多いので、事実部分でだまされないように本文の内容を確認しながら回答してください。

本文の内容をもっともよく表わしているものを選ぶ問題は簡単な本文の要約と考えると、全体で主題となっているものを選べばいいということになります。

●大問2(長文読解②)
空所補充問題、下線部の意味、内容としてもっとも適当なものを選ぶ問題で構成されています。

空所補充問題は空所の前後関係の把握に注力します。
前文の例であれば、For instance、逆の内容で展開されていれば、on the other handやhoweverといった感じです。
いずれにせよ、文の把握ができていれば自然に選ぶことができますので、語彙力、文法力を強化して英文解釈に時間をかけましょう。

下線部の意味、内容としてもっとも適当なものを選ぶ問題は指示語の内容を選ぶ問題が多いです。
thisやthese、itのあとにどのような文が続いているのかを把握し、この文が導かれるためには、何を指していればいいのかという視点で回答していきましょう。

●大問3(会話問題)
2人の会話が展開されており、5つの空所に入るものを10個の選択肢から選ぶ問題です。問題数は2題です。
何か特別な会話表現を覚える必要はなく、会話の流れから入るものを判断していけばいい問題です。長文読解と同じように「つまり何が言いたいのか」を念頭に置いて読み進めてください。

●大問4(文法・語法・熟語問題)
設問数は8問です。発展的な問題はなく、基本~標準レベルなので、『ネクステージ』や『Vintage』などの網羅系問題集を何周もして覚え、曖昧な部分は人に聞いたり、参考書を確認したりして徹底的に理解していきましょう。時間をかけないように即答することが目標です。

●大問5(語彙問題、下線部の意味に最も近い意味になる語を選ぶ問題
語彙問題は文に合うように空所に単語を入れる問題です。
大問4と同じく基本~標準レベルの単語が並んでいますので、こちらも単語集を1冊決めたら、すべてすぐに思い出せるように何周もしてください。

下線部の意味に最も近い意味になる語を選ぶ問題は下線部の言い換えですので、ある程度同じ意味になる単語をまとめて覚えていくと効果的です。

rely on→count on「頼りにする」、outstanding→impressive「ずば抜けた」といったように似た意味で言い換える能力も長文読解などで応用できます。