神戸学院大学(前期日程)の英語対策

本記事では神戸学院大学前期日程の英語対策について記載しています。

神戸学院大学前期日程は全学部が対象です。
*法学部、経済学部、経営学部、人文学部、現代社会学部、グローバル・コミュニケーション学部、総合リハビリテーション学部、栄養学部、薬学部、心理学部

英語の試験時間は70分で、配点は150点です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。
*学部によってバラツキがあります。

●全体の傾向
大問はアクセント問題、文法・語法問題、空所補充問題、整序問題、短文読解、会話問題、長文読解①、長文読解②、文章の整序問題で構成されています。

設問形式はすべて選択式です。

対策すべき項目は多岐にわたりますが、それぞれ基本レベルの問題です。
多くの受験生が勘違いしていますが、「基本レベル=対策しなくていい」ではなく、勉強しなければ当然問題を解くことができませんのでご注意ください。

*配点は2022年度のものを参照しています。

●大問1(アクセント問題、文法・語法問題、空所補充問題、整序問題)配点:44点
アクセント問題は4問、文法・語法問題は4問、空所補充問題は4問、整序問題は5問です。
2021年度までは文法・語法問題が8問あり、空所補充問題はありませんでした。

・アクセント問題
下線部の発音が異なるものを選ぶ問題と最も強く読む音節の位置が他と異なるものを選ぶ問題があります。
特別な対策をする必要はなく、普段単語を覚えるときに発音もあわせて覚えれば対処できます。
逆に発音を無視して覚えていると苦戦します。

・文法・語法問題
基本~標準レベルの文法・語法問題集で対策していきましょう。
発展レベルの問題に取り組む必要はないですし、全体として7~8割程度の理解でも対応できます。

・空所補充問題
文脈にあわせて短い文章中にある空所の中に適切な語句を入れる問題です。
特別な知識は不要で、単純に文脈を意識すれば即答することができます。

・整序問題
日本語文にあわせて語句を並べ替える問題です。
日本語文を言い換えて解くタイプの問題は少なく、そのまま日本語文に従って並べ替えましょう。
文法・語法問題の対策をしているときに、表現が文中のどの位置にくるのかも意識しましょう。

●大問2(短文読解)配点:18点
メールの読み取り問題、表やグラフの読み取り問題で構成されています。
両方とも書いてあるまま解読していけば回答することができます。

メール問題は誰が誰に送っているのかを間違えないようにしましょう。
雑にメール文を見るのではなく、設問を確認して条件をおさえてから回答しましょう。

表・グラフの読み取り問題についても何か複雑な計算をする必要はなく、書いてあるまま答えることができます。こちらも確認を怠らないようにしましょう。

●大問3(会話問題)配点:19点
会話のやりとりの中に空所があるので、文脈上適する表現を選択する問題です。
2021年度までは語句を入れる問題が4~5問ありましたが、2022年度からは7問中6問がセリフでした。
特別な会話表現を覚えている必要はなく、すべて会話のやりとりだけで判断することができます。
前後関係を意識するのですが、少し読み進めないとひっかかる問題もありますので、回答の根拠を明確にしながら進めていきましょう。

●大問4、5(長文読解①②)配点:大問4が23点、大問5が31点
大問4は300語程度、大問5は500語程度の長文読解が出題されます。
2022年度から語数が増えているので、過去問を解いて時間調整をしておきましょう。

設問はすべて長文の内容理解を確認する問題です。
内容に一致していないものを選ぶ問題もありますので、問題文をしっかり確認してください。

使用されている語彙や英語表現はほとんど基礎レベルですが、確実に覚えるようにしましょう。
やっと意味を思いだせるレベルではなく、一瞬で思い出されるレベルまで反復してください。

●大問6(文章の整序問題)配点:15点
文章がばらばらになっているので、意味が通じるように並べ替える問題です。
2022年度は難易度が高く、全問正解の受験生はあまりいなかったのではないでしょうか。

指示語(thatやtheなど)や接続詞などで前後関係を把握したり、文章の内容で判断していきますが、ここで考えすぎると大きく時間を失いますので、できそうもなかったら他の問題に集中したり見直しをした方が効率的です。

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