中央大学(総合政策学部)の英語対策

本記事では中央大学総合政策学部の英語対策について記載しています。

総合政策学部の英語の試験時間は100分で、配点は150点です。

合格最低点は70%ほどなので、目標得点率は80%以上に設定して勉強しましょう。

全体の傾向
大問は空所補充問題、下線部の意味に近いものを選ぶ問題、正誤問題、文法・語法問題、長文読解①、長文読解②で構成されています。

2021年度まで空所補充問題は大問が3つにわかれていましたが、2022年度から大問1つにまとめられています。問題数は変化していません。

長文読解は2つありますが、両方とも約1000語であり、時間を大きくとられます。
いかに長文読解以外の問題を素早く処理できるかが肝要です。

問題形式はすべて選択式です。
*本記事にある配点は2022年度のものです。

●空所補充問題(大問1、配点:30点)
文が5つあり、その中にある空所に適するものを5つの選択肢から選ぶ問題です。
A、B、C問題にわかれており、Aが前置詞、Bが動詞、Cが名詞の問題です。

Aの前置詞の問題は前置詞単体のニュアンスや意味が問われたり、熟語の一部にある前置詞が問われます。熟語を前置詞まで含めて暗記し、前置詞そのもののニュアンスや意味も確認しておきましょう。

Bの動詞の問題、Cの名詞の問題は普段から単語を暗記していれば即答できます。

●下線部の意味に近いものを選ぶ問題(大問2、配点:20点)
問題数は10問です。
ほとんどの受験生が知らない単語に下線がひかれていることが多いタイプの問題ですが、総合政策学部は比較的標準的な単語や熟語に下線がひかれているので、覚えていれば即答できますし、覚えていなくても文の意味から推測することができます。

2022年度は単語が5問、熟語が5問でした。

●正誤問題(大問3、配点:15点)
問題数は5問です。
4つの文の中から文法的に間違った箇所を含んだものを1つ選ぶ問題です。
文中に下線がひかれていれ、どの箇所が間違っているかを指摘する問題が多いのですが、総合政策学部の場合は下線がひかれていません

多くの受験生が苦手とする問題である上、ヒントもないので苦戦する人が多いでしょう。
正誤問題でよく出題されるパターンを参照してください。

・正誤問題でよく出題されるパターン
☆単数・複数の間違い
☆熟語の前置詞が違う
☆動名詞、to 不定詞の間違い
☆自動詞・他動詞の間違い
☆主語が違う
☆時制が違う
☆冠詞のミス


●文法・語法問題(大問4、配点:18点)
問題数は8問です。
空所に入るものを4択から1つ選ぶ問題です。
仮定法や関係詞など頻出の問題もありますが、語順で混乱させるような問題が特徴的です。

例えば、2022年度の問題で下記のようなものがあります。
The more often people overcome troubles together, ( ).
a. emotional connections become stronger between them
b. emotional connections between them become stronger
c. the stronger become emotional connections between them
d. the stronger emotional connections between them become

“the 比較級、the 比較級”「~すればするほど、ますます~だ」まではほとんどの受験生が覚えていると思いますが、比較級のあとの語順はどうなっているかまで意識していますか?

the 比較級 + 形容詞/副詞 + 名詞の語順なので、dが正解となります。

●長文読解(大問5、6 大問5の配点:35点、大問6の配点:32点)
すでに述べたようにどちらとも約1000語の長文で、大きく時間を割く必要がある問題です。
設問は空所補充×4or5、内容一致(不一致)問題×4or5、タイトル問題×1で構成されています。
タイトル問題は2つ目の長文のみです。

文章を読みながら文脈に合うように空所補充を解いていき、内容一致問題もあわせて解いていきましょう。内容一致(不一致)問題は文章の始めから順番に問われるので、全文読んでから回答し始めると大きく時間を失います。

長文読解問題が全体の点数の40%以上を占めているため、ここで大量に失点するのを防ぐ必要があります。
長文読解問題以外をすばやく処理できるように語彙力の強化を文法、語法、熟語の強化を徹底してやりましょう。