青山学院大学(経済学部A方式・B方式)の英語対策【2021年度から】

2023年2月21日

本記事では青山学院大学経営学部(A方式・B方式)の英語対策について記載しています。

A方式、B方式ともに大学の独自問題で合否を判定します。

●A方式
英語:150点(試験時間:90分)
地歴公民(日本史B、世界史B、政治・経済):100点

●B方式
英語:150点(試験時間:90分)
数学(数学ⅠA・数学ⅡB):100点

独自試験(英語)の目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

●全体の傾向
長文読解①、文法・語法・熟語・語彙問題、整序問題、会話問題、長文読解②で構成されています。(2022年度です)
2022年度は選択式の解答数が75個、英文和訳2題、和文英訳1題となっており、1問あたり1~2分程度で回答する必要があります。
長文読解に時間を割けるように、文法・語法・熟語問題、整序問題をはやく終わらせることができるようにしましょう。

●大問1(長文読解①)
設問は下記の通りです。
2022年度:空所補充問題、英文和訳、下線部の意味に近いものを選ぶ問題、内容一致・不一致問題

2021年度:空所補充問題、英文和訳、内容に関する質問、内容一致・不一致問題、出来事の整序問題、本文の要約の空所補充問題

構成が2021年度と2022年度で大きく異なりますので、2023年度以降も変わる可能性があります。

空所補充問題は前後関係や文法的な観点で回答していきましょう。

英文和訳は下線部だけに注目するのではなく、文脈的にどのような訳になるのかを考えて記述していきます。

内容一致・不一致問題は文章の流れの順番で問われるので、上から一つ一つ確認していけばよいです。

下線部の意味に近いものを選ぶ問題は、下線部の前後関係をみて、推測できるのであれば即答できますが、できなければ選択肢の単語を一つずついれていき、意味が通るようなものを選びましょう。

両年度とも純粋な読解力が問われるので、文法・語法・単語・熟語の知識を充実させ、丁寧な英文解釈、多くの長文読解問題を解いていくことなどを通して長文読解の力をつけていきましょう。

●大問2(文法・語法・熟語・語彙問題)
問題内容は下記の通りです。
2022年度:文法・語法・熟語の空所補充問題

2021年度:空所に入る同音異義語を入れる問題

文法・語法・熟語・語彙問題は標準的な問題です。
『ネクステージ』などの基本~標準レベルの問題を網羅した問題集を1冊完成させておけば対応できます。

標準的なレベルで難しくないので、得点源にすることができ、かつ時間の省略もできる大問です。

●大問3(整序問題)
問題内容は下記の通りです。
2022年度:整序問題

2021年度:短い文章の空所補充と選択問題(要約したものを選ぶ問題)

整序問題も大問2と同じように基本~標準レベルの問題です。
日本語の補助もあるので、それもヒントにしながら素早く解いていきましょう。

●大問4(会話問題)
問題内容は下記の通りです。
2022年度:会話問題

2021年度:文法・語法・熟語問題

会話問題の設問は和文英訳、空所補充、内容に関する質問、内容一致・不一致問題で構成されています。

和文英訳問題は基本的なので、大問2と3の対策をしてれば対応できます。

内容に関する質問や内容一致・不一致問題は具体的に会話をしている場所や会話をしている人たちの相関関係にいたるまで明確に想像して回答しましょう。

明言しているわけではなく「こう言っているということはこうなんだろう」という推測の力も問われる問題もあります。

●大問5(長文読解②)
問題の内容は下記の通りです。
2022年度:長文読解

2021年度:会話問題

長文読解の設問は文章中の整序問題、英文和訳問題、空所補充、内容に関する質問、内容一致・不一致問題で構成されています。

対策は大問1の長文読解と同様です。
内容に関する質問は長文中で述べられていることを抽象化して回答する問題が多いです。
普段から「つまり何を言っているのか」ということを意識して回答する練習をしておきましょう。

2021年度と2022年度の大問構成が変化したり、長文が長くなったりするという変化があり、2023年度以降に受験する人も大きな変化にまきこまれる可能性があります。

しかし、変化していても解き方は変わりません。
長文化をしている、問題数が増えているということがあっても、すぐに時間の調節をして自分のペースに持ち込めるようにしておきましょう。