明治大学(総合数理学部)の英語対策

本記事では明治大学総合数理学部の英語対策について記載しています。

総合数理学部の英語の配点は120点で、試験時間は70分です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

●全体の傾向
長文読解が2題、文章中の空所補充問題、会話問題という構成です。
長文問題は語数が多く、問題も多様であるため、70分で解ききるのが難しい問題構成です。
他の学部と同様に空所補充問題、会話問題をいかに早く処理できるかがカギとなっています。

●大問1、2(長文読解)
設問は空所補充問題、下線部の具体的な内容を選ぶ問題、内容一致問題、文の挿入問題、文章中の整序問題などで構成されています。

長文で使用されている単語や英語表現は基本~標準的なものが多く、難しい単語はほとんど出てきませんし、出てきても注釈がついています。

ほとんどの問題が文脈を理解した上で回答する問題なので、まず文章が読めない、理解できないというレベルだと合格点をとるのは難しいでしょう。

文の挿入問題は、挿入する文の内容を見て、例えば年代、人物などの固有名詞を把握したり、theなどの定冠詞や指示語などに注目します。theがあると長文中ですでに出てきたものを指しているということになります。
これらのヒントや手がかりに注目した上で、文脈判断をして回答します。

文章中の整序問題は、いきなり文脈だけをヒントに並べ替えようとするのではなく、ある程度文法や熟語表現などから検討をつけることから始めましょう。

例えば、theがあったら次に来るのは名詞の可能性が高い(形容詞が名詞を修飾する場合は形容詞がtheの次に来る可能性あり)、ing形はbe動詞がなければ動名詞もしくは分詞として使用する可能性が高いなどです。

かたまりをいくつか作った上で、文脈から判断してどのような文になるのかを推測します。

日本語文のヒントをもとに空所に入る語句を記述する問題があるので、単語のスペルを正確に書けるように普段から意識して覚えるようにしましょう。

●大問3(文章中の空所補充問題)
文章を読んでいき、途中にある空所に入る語句を4つの選択肢から選ぶ問題です。
文脈理解を要する問題もありますが、多くは文法・語法・イディオムの問題です。

標準的な文法・語法・イディオムの問題集をこなしておけば対応できる問題です。
典型的な1文~2文の空所補充問題ではないので、過去問演習は必須です。

●大問4(会話問題)
会話の内容に関する問題、下線部の表現に最も近い意味を選ぶ問題の他、会話文中の空所補充問題もあります。

会話の内容に関する問題、下線部の意味に最も近い意味を選ぶ問題は文脈で理解した上で判断していきます。何か覚えていれば回答できる問題はあまりありません。

空所補充問題は長文読解のときと同様に、文法的に入らなそうなものを削った上で選んだ方が効率的です。
例えば、wanted to ______ となっていたら、後ろに来るのは動詞の原形であるはずです。
こういうことがわかっているのに、名詞から始まる選択肢を含めて全部を検討していると時間の無駄になります。

以上のようにまともにぶつかっていくと時間が足らなくなってしまう可能性が高いので、1問あたりの回答時間を短くする工夫をしましょう。