明治大学(理工学部)の英語対策

本記事では明治大学理工学部の英語対策について記載しています。

理工学部の英語の配点は120点で、試験時間は60分です。

目標得点率は80%以上に設定して勉強しましょう。

●全体の傾向
長文読解が1題という構成です。
英文和訳、和文英訳、説明問題などの記述形式と選択式にわかれています。
設問は全部で30問近くあるので、時間管理を過去問で練習しておかないと最後まで終わらずに試験終了となってしまいます。

●長文読解
記述形式の問題と選択式の問題にわかれています。
2019年度までは記述問題が9問ほどありましたが、2020年度からは3~4問に減っており、その代わりに選択式の問題が増えています。

長文の特徴は非常に長いことです。
使用されている文法や単語は標準レベルで、読みにくい箇所はあまりないのですが、一問あたり1~2分で解く必要があることを考えると標準的な文章を確実に、かつ素早く読む練習は必須となります。

・記述問題
設問は言い換え問題、説明問題、英文和訳、和文英訳などで構成されています。
この中でも英文和訳と和文英訳は毎年必ず出題されます。

英文和訳でのポイントは下記の通りです。
☆基本的、標準的な単語、熟語の意味を確実に覚えていること
☆文法や構文を理解し、覚えていること
☆自然な日本語に訳すこと

上2つの☆は確実であることが重要で、曖昧だと和訳することができません。
網羅的な文法・語法・イディオム問題集をやりつつ不明な点は先生や講師に質問したり、参考書を読んだりして解消していきましょう。
3つ目の☆は実際に和訳の練習をすることによって上達していきます。

和文英訳のポイントは下記の通りです。
☆和文英訳と同じように基本的、標準的な単語、熟語の意味とスペルを確実に覚えていること
☆文法や構文を理解し、覚えていること
☆基本的な文法、構文を用いた例文を暗唱できるようにしておくこと

スペルミスを防ぐために普段から単語を覚えるときは書くことができるのかをチェックしましょう。
例文暗唱は非常に効果的ですが、ある程度文法や構文を覚えていないと、暗唱するのに時間がかかる上に効果もなくなってしまいます。

●選択問題
2020年度は24問、2021年度は27問、2022年度は26問でした。
選択肢が英語で書かれていることが多いのですが、理工学部は日本語で書かれていることが多く、正確に読めていれば即答できるようなものが多いです。逆に即答に近くないと時間に間に合いません。

設問は下線部が指し示すものや内容、理由などについて文脈上適切なものを選ぶ問題、空所補充問題、下線部の言い換え問題、整序問題、内容一致(不一致)問題などです。

難易度はそこまで高くないので、選択問題はあまり落とせないと思ってください。
記述問題対策を通じて基本的、標準的な語彙と文法や構文を頭にいれつつ英文解釈を通じて、文章を正確に読み込む練習をして、多くの長文読解問題を解き、過去問演習をするという王道の勉強パターンで対処することができます。