法政大学(法、国際文化、キャリアデザイン学部・A方式)の英語対策

本記事は法政大学の法学部、国際文化学部、キャリアデザイン学部A方式の英語対策について記載しています。

法学部、国際文化学部、キャリアデザイン学部の英語の配点は150点で、試験時間は90分です。
国語、選択科目はそれぞれ100点満点なので、英語で失点すると大きく合格から遠のきます。

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

●全体の傾向
長文読解が4つ出題されます。
2020年度までは最後が会話問題でしたが、2021年度からすべて長文読解に変化しました。
単純計算で各大問を20分程度で解き終わる必要があり、瞬時に処理をしていくことを要求されます。

●長文読解(大問1~4)
設問は空所補充問題、下線部の意味に最も近い意味の選択肢を選ぶ問題、文章中の語句の整序問題、内容一致問題などで構成されています。

空所補充問題
前置詞や接続語の出題が多いので、必ずおさえておきましょう。文脈把握能力文法・語法・イディオムの知識を必要とします。イディオムの一部として前置詞が問われることが多いので、単語だけでなく、イディオムも瞬時に思い出せるように何回も反復しておきましょう。
特にgiveやtakeなど、パターンがたくさんあるイディオムに注意です。

下線部の意味に最も近い意味の選択肢を選ぶ問題
語句だけでなく文として出題されるパターンもあります。
語句の意味を知っていれば、その意味と文章中での意味を照らし合わせてもっとも意味の近いものを選ぶことができますが、たとえ知らなくても文脈だけで回答することができます。

文章中の語句の整序問題
空所に入るように選択肢の語句を並べ替える問題です。
まずは文法的な組み合わせ、イディオムの組み合わせなどをつくっておきます。
それを文脈に合うように並べ替えていきましょう。
近年、GMARCHレベルあたりから増えてきた文章中の整序問題は苦手な受験生が多く、また難易度も高めです。ここで時間を使いすぎてしまうようであれば後回しにしてもかまいません。

内容一致問題
(ア)と(イ)の2つの英文があり、「(ア)のみ内容に合致している」、「(イ)のみ合致している」、「両方とも合致している」、「両方とも合致していない」の4択から選ぶ問題です。
内容一致問題までに細かい問題が立て続けに出題されるため、ここまでに時間がかかっていると文章の内容も忘れて、内容一致問題でも時間がかかってしまいます。
その他の問題を瞬時に解くか、文章全体を読んで一番最初に内容一致問題に取り抱えるという手も考えることができます。

戦略として2パターンあります。
パターン1:内容一致問題までを瞬時に処理して、内容一致問題に時間をかける。
パターン2:長文を読みつつ、空所に入る語句をメモしながら先に内容一致問題を解き、最後にその他の問題を処理する。
英語が得意な人はパターン1で解いていき、国語や選択科目で点数を稼ぐタイプの人はパターン2をおすすめします。

いずれにせよ過去問演習は必須ですので、少なくとも赤本に掲載されている直近3年分は時間をはかって解く練習をしましょう。