明治大学 国際日本学部の英語対策

2023年8月29日

本記事は明治大学国際日本学部の英語対策について記載しています。

国際日本学部の英語の配点は200点で、試験時間は80分です。

目標得点率は80%以上に設定して勉強しましょう。

●全体の傾向
長文読解が2題、文法・語法・イディオムの穴埋め問題、会話問題、長文の空所補充問題で構成されています。
問題の種類が多く、長文はかなり長いのですが、一つ一つの難易度は標準的なので時間管理が合否を決めるタイプの試験です。
大問1と2が長文読解なので大問3~5をいかに素早く処理できるかを意識して過去問演習などを行いましょう。

●大問1、2(長文読解)
両大問ともに同じようなタイプの設問です。
空所補充、下線部の意味に近いものを選ぶ問題、指定の文が長文中のどこに入るのかを選ぶ問題、下線部英訳(空所補充タイプ)、内容に関する問題で構成されています。

空所補充は空所の前後を見て判断し、下線部の意味に近いものを選ぶ問題は意味を知っていれば即答できますが、基本的には文脈判断です。
同じ意味のイディオムに言い換える問題もありますので、単語暗記のみならずイディオムの暗記も徹底して行いましょう。

長文中のどこに指定の文が入るのかを選ぶ問題は、まず入れる文を読んでどのような内容なのかを把握します。空所の次にその文の内容に触れていることが多く、比較的気づきやすい問題です。

下線部英訳は日本文を英訳するのですが、全文ではなく、日本文にあわせて空所に適切な語句を記入する問題です。また、必ず使用する単語が2つ指定されています。
すでに書かれている語句を書かないように気をつけ、時制や三人称単数、分詞、動名詞などを意識しながら回答しましょう。当然、単語のスペルは正しく書けるように単語暗記の段階から意識してください。

内容に関する問題は長文の内容に一致する選択肢、もしくは不一致の選択肢を選ぶ問題です。
空所補充問題などの長文を読んでいる最中に回答する問題に時間をかけすぎると、内容を忘れてしまうので、素早く回答できるように練習しておきましょう。

また、固有名詞や数字、人名などにチェックをいれておいて、すぐに参照できるように工夫することも意識してください。

●大問3(文法・語法・イディオムの穴埋め問題)
問題数は10問です。
基本的な問題がほとんどなので、ここは3分以内で切り抜けていくことを目標にしましょう。
ネクステージなどの網羅系の問題集を仕上げておけば対応することができます。

●大問4(会話問題)
問題数は10問です。
会話文中の空所に入る適切な表現を選択肢の中から選ぶ問題です。
大問3と同様に基本的な問題がほとんどなので3~5分以内で切り抜けていくことを目標にしましょう。
会話表現も出ますが、基本的には文法、語法、イディオムですので、大問3とほとんど対策の仕方は変わりません。

●大問5(長文の空所補充問題)
問題数は10問で、選択肢は13個あります。
2名のインタビュー中にある空所に文脈にあった選択肢を入れる問題です。
基本的には文脈判断で回答することができますが、何を入れるか迷ってしまう場合は、まずは文法的に入らない選択肢を削っていきましょう。
これも素早く処理したい問題で10分以内が目標です。

大問1~大問5の目標時間をまとめるとこうなります。
大問1:30分
大問2:20分
大問3:3分
大問4:3分
大問5:10分
見直し:14分
大問3~5を素早く処理することが高得点の肝ですので、文法・語法・イディオム・会話表現は徹底して対策をしていきましょう。
長文については長めの文章で対策して、最後まで集中力がもつように慣れておきましょう。