大分大学(前期日程・教育学部)の英語対策

本記事では大分大学教育学部前期日程の英語対策について記載しています。

大分大学の教育学部は初等中等教育コース特別支援教育コースにわかれています。

試験科目は英語、国語、数学の中から1科目選択して受験をします。

試験時間は80分、配点は150点満点です。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
大問はぜんぶで2題です。
長文読解英作文という構成となっています。
国立大学なのですべて記述ではありますが、1題あたりにかなり時間をかけることができますので、ケアレスミスを防ぎながら丁寧な回答を心がけましょう。

●長文読解(大問1)
文章の長さは500語程度です。
設問は下線部和訳、下線部の具体的な内容を指定語数内で記述する問題、空所補充問題、具体例の抜き出しなどが中心となっています。

記述問題の鉄則としては、できるだけわからない単語や英語表現がないこと、構文を正確にとることなどが挙げられます。

下線部和訳の問題は基本的な構文や表現を理解していれば解くことができます。
構造が把握しにくい文ではありませんので、訳していない部分がないか、思い込みで和訳していないか、前後文章と整合性がとれているのかなどを確認しましょう。

指示語の具体的な内容を記述する問題については、普段の長文読解の勉強でも指示語の内容まで気を配って読んでいきましょう。設問になっていなくても指示語の内容は文章をスムーズに読んでいくために把握すべき事柄です。
指定語数があるので、うまくまとめる能力もつけておく必要があります。過去問演習を欠かさないようにしましょう。

●英作文(大問2)
ある文章があり、四角で囲んだところの概要を指定の文に続けて75語~85語の英語で書く問題です。
すべて和文英訳するのではなく、概要なので詳細に書くと指定語数を超えてしまいます。

英作文をする際のポイントは、日本語独特の表現をわかりやすい表現に直していくことです。

2021年度の問題を例に出して解説します。
「さあ大変。手早く準備しなければ。だが、台所に立つと頭が真っ白に。何から作ろう、何を入れよう」
という日本文があります。

これを真正面から英訳していくと語数が多くなってしまいます。
そこでこの文を「早くしなければいけない。しかし、何から始めればいいかわからない」と簡単に言い換えると英作文しやすいと思います。
→I had to hurry, I didn’t know where to start.
このように中学レベルの文法で書くことができます。

要約のような難しい作業ではなく、簡単に言い換えるだけで指定語数内でおさまるかと思います。

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