法政大学(法学部、国際文化学部、キャリアデザイン学部A方式)の世界史対策
本記事では法政大学の法学部A方式Ⅱ日程(法律学科、政治学科)、国際文化学部A方式、キャリアデザイン学部A方式の世界史対策について記載しています。
A方式(個別日程)は3科目方式の入試で、募集人数がもっとも多い試験方式です。
上記学部の世界史の試験時間は60分で、配点は100点満点です。
各項目の傾向と対策
●傾向と対策
大問はぜんぶで3題です。
文章中の下線部に関する問題や空所補充問題、正誤問題、年号並べ替え問題、内容一致(不一致)問題などが出題されます。論述問題は出題されません。
知っていれば即答できる問題が多く、共通テストのように文章の読解を要する問題はほとんど出題されません。
教科書レベルの知識があれば解ける問題の比率が高いですが、なかには教科書レベルを超えた知識を要求するような問題もあるので、東進の『世界史B一問一答』などをつかって知識を増やしていきましょう。
設問は正しい(誤った)記述を選択するもの、正しい記述の合計数、出来事を古い順に並べるもの、一問一答(選択・記述)が主となっています。
正しい(誤った)記述を選ぶ問題は、教科書レベルではありますが、主語(誰が)、場所(どこで)、理由(なぜ)、目的(何をした)、結果(どうなった)を意識して覚えるようにしないと歯が立ちません。
各設問の中で答えることが難しいのは、このような歴史的事象を正確に覚えていなければならない問題です。
出来事を古い順に並べる問題は各事象の年号を覚えていれば対応することができます。
歴史好きな人ほど、年号暗記を嫌う傾向にありますが(因果関係をおさえていれば詳細な年号は覚える必要がないと思っているため)、年号暗記のほうが確実に正解できるため、こだわりがある人は試験だと割り切って覚えてしまいましょう。
一問一答は上述したとおり、教科書レベルを超えた問題が出題されることもあるので、対策をしておきましょう。
選択だけでなく、記述問題も出題されるので、名称は確実に書けるようにしましょう。
このような「覚えていれば解ける問題」は知っているか知らないかのどちらかなので、落とすことができません。
学習のフローチャート
教科書の通読(主語、場所、理由、目的、結果を意識しながら)しつつ、一問一答で単発の知識を確実のものとしましょう。
以上が終わったら、文化史の暗記、年号のまとめ(地域をまたがった出題があります)など細部をつめていけば、高得点をとれる可能性が高いです。
いろいろな参考書、問題集をやらずに、教科書と一問一答、細部の詰めを徹底して行えば簡単に正解できるような問題が多いです。
英語の配点が高いので、世界史にはあまり時間をかけずに、このフローチャートにしたがって勉強していきましょう。