岐阜大学(前期:教育学部、地域科学部、医学部看護学科、工学部、社会システム経営学環)の英語対策

本記事では岐阜大学(前期日程:教育学部、地域科学部、医学部看護学科、工学部、社会システム経営学環)の英語対策について記載しています。

医学部医学科、応用生物科学部の問題内容とは異なりますので、ご注意ください。

配点は200点満点で試験時間は90分です。

各項目の傾向と対策

全体の傾向
大問はぜんぶで2題です。
大問1はPart1, 2A, 2B, 3にわかれており、大問2はPart1, 2にわかれています。
大問1の Part1, 2A, 2Bは文中の空所補充問題、Part3は整序問題です。
大問2のPart1は文中の空所補充問題、Part2は長文読解問題です。
文章中には難しい単語が含まれている場合もありますが、問題を解く上ではあまり影響はありません。
したがって、全体的なレベルは標準的です。
標準的ではありますが、時間が90分ですので、あまり一問に時間をかけることができません。

●大問1
大問1のPart1は単語の空所補充問題です。
1問ごとに4つの選択肢があります。問題数は8問です。
文脈と単語の意味から空所に入るものを選んでいくのですが、受験レベルを超えた単語が出てきても消去法などで処理することができます。

Part2-A, Bは同じく空所補充問題ですが、選択肢が単語ではなく、3語前後のかたまりです。
したがって、文脈の他、文法の知識などを使って解いていくタイプの問題です。
使わない選択肢が2つありますが、文脈で判断することは大前提として、あとは文法的に動詞が入るのか、名詞が入るのかなどの基準で入らない選択肢を消去していきましょう。

Part3は整序問題ですが、使用しない語が一つあるので、その語を指摘する問題です。
AとBがあり、Aと同じ意味の文をBで並べ替えていくという内容になっています。

例えば
A: Last night Peter declared his love for Emily.
B: Peter ( that / very / Emily / told / loved / he / last night ) her.
となっており、Aの「昨夜、ピーターはエミリーへの愛を示した」という内容でBの語句を並べ替えて、不要な語を指摘するというものです。
答えは、Peter told Emily last night that he loved her.で、不要な語はveryなので、解答欄にはveryと記入するということです。

まずはAの文の意味を把握し、言い換えの内容を推測しつつ、並べ替える語句を確認します。
そして、文法、語法、熟語のかたまりを作り、推測した文にしたがって並べ替えていきます。
最後に不要な語を確定して、解答欄に記入しましょう。

大問2
大問2のPart1は空所補充問題ですが、大問1の文章より長いです。
長い文章とはいえ、大問1と同じ解き方です。時間が足りないということがないようにしましょう。

Part2は長文読解問題ですが、2021年度から傾向が変わっています。
2020年度までは長文の内容に関わる問いが並んでおり、それぞれに解答する問題と本文の要約文の空所補充でしたが、2021年からは空所補充問題の他、内容一致(不一致)問題、下線部の意味を問う問題、下線部を解釈する問題など多種多様な問題が並んでいます。

いずれにしても選択問題ですが、文章がかなり長いため、素早く正確に文の内容を把握する必要があります。
また、問題文はすべて英語なので意味を取り違えないようにしましょう。

全体的に問題の難易度は高くないのですが、何にせよ時間が短いので、難しい知識や解法を頭に入れるよりは、基礎基本を習熟に集中しましょう。

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