成蹊大学(経済学部A方式)の英語対策

本記事では成蹊大学の経済学部(A方式)の英語対策について記載しています。
*2020年度入試までの分析です。

経済学部(A方式)は英語と国語あわせて90分の試験となっています。

配点は英語が100点、国語が100点の合計200点満点です。

2021年度から英語・国語一体型で試験が出題されています。

各項目の傾向と対策

全体の傾向
2019年度まで大問が4つあり、長文読解が2題、会話問題が1題、文の整序、文法・語法の整序問題が1題という構成でしたが、2020年度から大問が2つになり、長文読解のみとなっています。
成蹊大学のみならず、他大学でもアクセントや文法語法問題の削除という現象が起きており、知識偏重ではなく、いわゆる「使える英語」へのシフトだと考えられます。
他の大問がなくなっているぶん、長文は長くなっていますので、最初から最後まで読み切り、適切に回答する体力を養っていきましょう。

●長文読解
会話問題や文法・語法問題などがなくなったため、長文化しています。
大問1つで500語程度だった長文が、2020年度は約900語になり、約2倍になっています。
長文化に応じて設問数も増えていますので、長文読解に特化した勉強をしていきましょう。
2つある大問のうち、1つが約900語の長文で、もう1つが約500語の長文となっています。

設問は下線部の意味を問う問題、空所補充問題、内容一致問題、下線部が指す内容を問う問題などが主となっています。
長文の内容や設問のレベルは標準的ですが、長い文章を読み切って、かつ根拠をもって回答できるかが焦点となります。

とはいえ、全文理解できる必要はなく、空所補充問題や下線部の意味や内容を問う問題が多いため、わからない箇所が多少あっても問題に正解する分には支障ありません。
筆者の主張や本文の内容を「つまり何を言っているのか」ということに集中して読むようにしてください。


まずは基本的な文法、語法、イディオム、単語を頭にいれたあとに、英文解釈(構文を読み取って適切に訳す練習)をやり、長文読解の練習を重ねていくという流れで勉強することをオススメします。

設問の種類は私立大学でよく出題されるものばかりですので、成蹊大学の過去問だけでなく、GMARCHレベルの過去問も良い練習になります。