東京工業大学(前期日程)の英語対策

本記事では東京工業大学(前期日程)の英語対策について記載しています。

東京工業大学は共通テストの点数が足きりにのみ利用され、合否は二次試験の点数で決まります。

東京工業大学の英語の試験時間は90分で、配点は150点満点です。

目標得点率は65%程度に設定して勉強していきましょう。
「英語が全然出来なくても、数学と理科で点をとればいい」という楽観的な考えをもつのはやめましょう。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
例年、大問は2つです。
長文読解が2題という構成で、文の量がかなり多く、2題あわせて3000語近くある年度もあります。
国公立大学で頻出の日本語で説明する問題や下線部和訳に加え、下線部英訳、内容一致、空所補充などもあります。
90分という比較的短時間で処理しなければいけないので、普段から長い文章を読んでおくことは必須です。

●大問1(長文読解)
2000語前後の超長文です。
下線部英訳、下線部和訳、日本語で説明する問題、空所補充(文)、内容一致などが出題されます。
下線部和訳や英訳のみであれば、すべての文章を読む必要はないのですが、内容一致があるため全文に目を通すことは避けられません。
文章のレベルは標準的で、難しくて長い文章というわけではありませんが、語彙のレベルは高いです。

下線部英訳、和訳問題は地方国立大学レベルで、語彙を強化して英文解釈をしっかりやっていれば対応できます。

日本語で説明する問題は字数指定がありますので、該当部の和訳にとどまらず、何を一番伝えるべきかを判断して簡潔に説明できるように練習しておきましょう。

空所補充は文を長文の空所にいれる問題です。
前後関係や書いてある単語などをヒントにして入れていきましょう。

内容一致問題は長い文章をいったりきたりする必要があるため、時間をかなりとられる可能性があります。
長文を読み始める前に選択肢を確認して、内容一致を意識しながら読んでいきましょう。

●大問2(長文読解)
1000語前後の長文です。
大問1の長さが際立つため、1000語が少なく感じるかもしれませんが、1000語でもじゅうぶん長いです。
したがって、大問1と同様に時間を意識しながら解いていきましょう。
問題構成は大問1とほとんど変わりません。

こちらもまた内容一致問題がありますが、大問1と同様に、まずは選択肢を確認してから読み始めましょう。
一番時間をとられる場所は内容一致なので、ここで時間を短縮することができれば、他の記述問題が正しく書けているか見直しをすることができます。

問題は例年かわらずシンプルなのですが、対策に時間がかかります。
数学、理科がメインとはいえ、英語も得点できないと合格最低点を超えることは難しいかと思います。