筑波大学(前期日程)の英語対策

本記事は筑波大学(前期日程)の英語対策について記載しています。

筑波大学は学類によって配点が異なります
人文学類:600/1800点
比較文化学類:400/1200点
社会学類:400/800点
国際総合学類:400/800点
理工学類:500/1500点
物理学類:500/1500点
化学類:500/1500点
応用理工学類:500/1500点
工学システム学類:500/1500点
社会工学類:500/1000点
生物学類:300/900点
生物資源学類:300/900点
地球学類:300/1100点
医学類:300/1400点
看護学類:300/800点
医療科学類:200/800点
教育学類:250/500点
心理学類:250/500点
障害科学類:250/500点
情報科学類:400/1600点
情報メディア創成学類:400/800点

試験時間は120分です。

各項目の傾向と対策

筑波大学の英語は記述式です。

全体の傾向
大問は3つあり、読解総合が2題、自由英作文が1題という構成です。
全体的に標準的なレベルの問題であり、難問はほとんど出題されません。
ただ、配点が高く、理系であっても数学と同じ点数配分であったりするので、標準的な問題だけに大きな失点は致命傷となります。
時間は120分と長丁場なので、しっかり見直しなどを行い、ケアレスミスをできるだけなくすようにし、記述問題は可能な限り推敲して採点者に伝わるような文を書いていきましょう。

読解総合
読解総合は2題だされます。
問題構成は下線部の内容や理由を日本語で説明する問題、下線部の同意表現を選ぶ問題、空所補充、内容一致(○×やT/F)などです。
下線部の内容や理由を説明する問題は標準的な文章を正確に理解しているかが問われます。
たくさん英単語を知っていたり、難しい文法・語法問題が解けるなどの能力よりも正確に英文を解釈し、それを日本語で記述できるかどうかに重点が置かれています。
したがって、暗記をたくさんするよりも基本的な語彙、文法、語法、熟語、英語表現を頭にいれたら、英文解釈をたくさん行った方が点に結びつきます。
文章を正確に読めるようになれば、残りの空所補充や内容一致問題も自然に解けるようになってくるでしょう。

自由英作文
毎年、出題形式が異なります。
・2016年度
整序問題+90語程度の自由英作文
・2017年度
英文に登場する学生は論題に賛成か反対か+整序問題+90語程度の自由英作文
・2018年度
ディベートを前提として賛成意見と反対意見をそれぞれ50語以上で英作文
・2019年度
英文の内容に即して自身の体験を踏まえて100語程度の自由英作文
・2020年度
整序問題+英文の内容に即して自身の体験を踏まえて100語程度の自由英作文
・2021年度
整序問題+英文の内容に即して自身の体験を踏まえて100語程度の自由英作文

いずれにせよ100語程度の英作文が要求されているため、過去問演習をするときは解答後に必ず添削をしてもらってください。
また、英文の内容に即して英作文をするパターンが多いため、議題に関する知識が乏しくても英作文することができます。

ポイントは単語などの知識を素早くインプットして、いかに読解や英作文の対策に時間を費やせるかです。
文系でも理系でもかなりの割合を占めているので、対策を後回しにしないようにしましょう。