宇都宮大学(前期日程)の英語対策

本記事は宇都宮大学(前期日程)の英語対策について記載しています。

宇都宮大学は学部ごとに配点と試験時間が異なります。
国際学部は120分400点、工学部は45分100点、農学部(農業環境工学科、農業経済学科)は120分300点です。
*地域デザイン科学部は2021年度入試より、二次試験の英語試験がありません。

各項目の傾向と対策

宇都宮大学の英語は記述式選択式の両方があります。

全体の傾向
大問は全部で4つありますが、学部ごとに解答する問題が指定されています。
国際学部、農学部志願者は大問1、大問2、大門3のQuestionA、大問4のQuestionAとB、工学部志願者は大問2のみ解答します。
問題構成は読解総合、小説読解、自由英作文、会話英作文問題です。

読解総合
問題は主に、下線部の内容説明、下線部和訳、空所補充、下線部の意味に最も近いものを選ぶ問題、内容一致などです。
文章自体は共通テストレベルなので、標準的な英文解釈をやったあとに、センター試験や共通テストの過去問などを利用して読解の演習を積んでいけば対応することができます。
文法知識よりも文章の内容、文脈の理解が求められていますので、読解の演習をするときは適当に読まずに、一文一文なにを言っているのかを把握しながら読む練習を積んでいきましょう。
また、内容説明や下線部和訳などは頭の中で思い浮かぶことと実際書くことに大きな差がある場合が多いので、必ず実際に書いて回答し、学校や塾、予備校の先生に添削をしてもらうようにしましょう。

小説問題
小説問題を出題する大学は少数派ですが、回答の仕方は読解総合と変わりません。
問題構成もほとんど読解総合と同じです。

●自由英作文
英語の短い文章が書かれており、この内容に基づいて英語で自分の意見を述べる問題です。
QuestionAの指定語数が150語程度、QuestionBの指定語数が100語程度です。
書く内容が思い浮かばない受験生でも、短い文章を参照しながら書けば指定語数を満たすことができると思います。
QuestionAについては英検準1級のライティング問題、QuestionBについては英検2級のライティング問題が対策に適しています。
自分の意見→意見をサポートする文章2つ→結論という構成で書いていけば綺麗にまとまります。
自由英作文も書いたら、先生などに添削をしてもらってください。

会話英作文問題
会話文の中に下線が引かれており、文の流れを考えたうえで適切だと思う表現を英作文する問題です。
会話文の内容についてはほとんど中学生レベルですので、理解できないということはないでしょう。
下線に入る表現は前後の文脈から判断して、簡潔に英作文をしていきましょう。
こちらも回答したら先生に添削してもらうのがベストです。

試験時間はそこまで厳しいものではなく、厳しくなるとしたら大問3の自由英作文に多くの時間をかけてしまった場合のときです。
時間がたくさんあるからこそ、細かい表現のミスなどは見直しなどでできるだけ無くしてほしいところです。
いずれにせよ、どの問題も基本で対処できるので、標準的な問題集を何度も繰り返したり、過去問演習を怠らずにやれば合格点を出すことができると思います。