筑波大学(前期日程)の英語対策

本記事は筑波大学(前期日程)の英語対策について記載しています。
筑波大学は学類によって配点が異なります。
人文学類:600/1800点
比較文化学類:400/1200点
社会学類:400/800点
国際総合学類:400/800点
理工学類:500/1500点
物理学類:500/1500点
化学類:500/1500点
応用理工学類:500/1500点
工学システム学類:500/1500点
社会工学類:500/1000点
生物学類:300/900点
生物資源学類:300/900点
地球学類:300/1100点
医学類:300/1400点
看護学類:300/800点
医療科学類:200/800点
教育学類:250/500点
心理学類:250/500点
障害科学類:250/500点
情報科学類:400/1600点
情報メディア創成学類:400/800点
試験時間は120分です。
筑波大学の入試情報
筑波大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
2024年度 | |
Ⅰ | ・長文読解 1. 下線部について日本語で説明(30字以内) 2. 下線部について日本語で説明(50字以内) 3. 下線部の理由を日本語で説明(30字以内) 4. 空所補充問題 5. セクションの選択×4 6. 出来事の整序 |
Ⅱ | ・長文読解 1. 空所補充問題 2. 下線部について日本語で説明(20字以内) 3. 下線部について日本語で説明(40字以内) 4. 下線部の内容を日本語で説明(45字以内) 5. 下線部について日本語で説明(45字以内) 6. 空所補充問題 7. 空所補充問題 |
Ⅲ | ・語句の整序問題、自由英作文 A. 語句の整序問題×3 B. 80語程度の自由英作文 |
2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | |
Ⅰ | ・長文読解 1. 下線部に関する問題 2. 空所補充問題×4 3. 下線部について日本語で説明(50字以内) 4. 下線部について日本語で説明(30字以内) 5. 下線部の理由を日本語で説明(70字以内) 6. 下線部の理由を日本語で説明(40字以内) 7. 下線部の言い換え | ・長文読解 1. 空所補充問題 2. 下線部の内容を日本語で説明(40字以内) 3. 下線部について日本語で説明(40字以内) 4. 下線部について日本語で説明(60字以内) 5. 下線部について日本語で説明(60字以内) 6. 下線部について日本語で説明(80字以内) 7. 下線部の言い換え | ・長文読解 1. 下線部に関する問題 2. 下線部について日本語で説明(50字以内) 3. 下線部について日本語で説明(25字以内) 4. 下線部の代わりとして適切なもの 5. 下線部の目的を日本語で説明(40字以内) 6. 空所補充問題 7. 下線部の内容を日本語で説明(20字以内) 8. 下線部について日本語で説明(40字以内) |
Ⅱ | ・長文読解 1. 下線部について日本語で説明(30字以内) 2. 下線部について日本語で説明(30字以内) 3. 空所補充問題 4. 空所補充問題×4 5. 下線部の意味について日本語で説明(40字以内) 6. 下線部の意味について日本語で説明(60字以内) 7. 空所補充問題 8. 空所補充問題 | ・長文読解 1. 下線部の言い換え 2. 下線部の意味を日本語で説明(50字以内) 3. 下線部の問いに対して日本語でⅦ答える(50字以内) 4. 空所補充問題 5. 下線部の理由を日本語で説明(90字以内) 6. 下線部の理由を日本語で説明(70字以内) 7. 内容に関する問題 | ・長文読解 1. 下線部の目的を日本語で説明(40字以内) 2. 下線部と同じ意味の表現 3. 下線部の役割について日本語で説明(35字以内) 4. 下線部の内容を日本語で説明(30字以内) 5. 下線部が何を指しているか抜き出し 6. 下線部の理由を日本語で説明(40字以内) 7. 空所補充問題 |
Ⅲ | ・語句の整序問題、自由英作文 A. 語句の整序問題×3 B. 80語程度の自由英作文 | ・語句の整序問題、自由英作文 A. 文中の整序問題×3 B 1. 本文の内容をまとめる(50語程度の英語) 2. 50語程度の自由英作文 | ・語句の整序問題、自由英作文 A. 文中の整序問題×3 B. 100語程度の自由英作文 |
筑波大学の英語は記述式です。
●全体の傾向
2009年度から2024年度まで出題傾向の変化はじゃっかんあるものの、長文読解が2題出題される形式に変化はみられません。
長文読解の他に自由英作文を主体とした出題がみられます。
2013年度あたりまで空所補充問題や英文和訳が中心に出題されてきましたが、以降は下線部の内容や理由などを指定字数内で記述させる問題が中心になっています。
他の大学でも同様に、より読解力に焦点をあてる傾向なので、語彙力を高めたり英文解釈を中心に勉強して長文読解の勉強がおろそかになっていると対応しにくくなっています。
●長文読解
長文読解は2題だされます。
長文は800~900語程度の長さが多く、ジャンルは社会・文化・科学など多岐にわたっています。
問題構成は下線部の内容や理由を日本語で説明する問題、下線部の同意表現を選ぶ問題、空所補充、内容一致などです。
下線部の内容や理由を説明する問題は標準的な文章を正確に理解しているかが問われます。
たくさん英単語を知っていたり、難しい文法・語法問題が解けるなどの能力よりも正確に英文を解釈し、それを日本語で記述できるかどうかに重点が置かれています。
したがって、暗記をたくさんするよりも基本的な語彙、文法、語法、熟語、英語表現を頭にいれたら、英文解釈をたくさん行った方が点に結びつきます。
文章を正確に読めるようになれば、残りの空所補充や内容一致問題も自然に解けるようになってくるでしょう。
●自由英作文
毎年、出題形式が異なります。
2020年度以前の問題形式は下記の通りです。
年度 | 問題形式 |
2020年度 | 整序問題+英文の内容に即して自身の体験を踏まえて100語程度の自由英作文 |
2019年度 | 英文の内容に即して自身の体験を踏まえて100語程度の自由英作文 |
2018年度 | ディベートを前提として賛成意見と反対意見をそれぞれ50語以上で英作文 |
2017年度 | 英文に登場する学生は論題に賛成か反対か+整序問題+90語程度の自由英作文 |
2016年度 | 整序問題+90語程度の自由英作文 |
いずれにせよ100語程度の英作文が要求されているため、過去問演習をするときは解答後に必ず添削をしてもらってください。
また、英文の内容に即して英作文をするパターンが多いため、議題に関する知識が乏しくても英作文することができます。
ポイントは単語などの知識を素早くインプットして、いかに読解や英作文の対策に時間を費やせるかです。
文系でも理系でもかなりの割合を占めているので、対策を後回しにしないようにしましょう。
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