青山学院大学(経済学部・個別学部日程A方式)の英語対策
本記事は青山学院大学(経済学部・個別学部日程A方式)の英語対策について記載しています。
A方式は外国語、地歴公民(世界史B、日本史B、政治・経済)が受験科目となります。
*B方式は外国語と数学が受験科目となります。
青山学院大学経済学部には経済学科と現代経済デザイン学科の2つがあります。
青山学院大学経済学部の英語は90分で150点満点です。
目標得点について
青山学院大学全体の合格最低点はGMARCHの中でも特に高く80%を超えるときもあります。
*私立大学は得点調整が行われるため実際の割合は不明です。
関連記事:私立大学が公表する「合格最低点」を鵜呑みにしてはいけない理由【答えは得点調整】
したがって目標得点は85%以上に設定して勉強しましょう。
難しい問題でも高得点を取らなければいけない種類の問題ではなく、平易だからこそ高得点を取らなければいけないという内容です。
各項目の傾向と対策
●全体の傾向
2019年度までは長文読解、同音異義語の穴埋め、和文英訳がメインでしたが、2020年度は長文読解、同綴異義語、会話問題、資料や図を利用した読解問題といったような新傾向が見られました。
大問も5つから6つに増えています。
●長文読解
長文読解で頻出の問題は日本語訳、英文の内容に関する質問、下線部の意味に近い単語・語句、英文の内容に関する正誤問題です。この傾向はおおむね毎年変わりません。
下線部の意味に近い単語・語句を選ぶ問題は文脈で判断しましょう。
意味自体は早稲田大学や慶応義塾大学を第一志望にしている人であれば知っている人も多いでしょう。ただし、直接的に意味が書かれているわけではないので知っていても文脈で考えるほかありません。
●同綴異義語(空所補充、アルファベット整序)
2020年度は英文の下線を引いた空所部分に同じつづりの単語を入れる問題でした。
単語のアルファベットがバラバラに書かれているので並べかえる必要があります。
普段から、単語を知っているだけでなく、他の単語も関連付けて覚える必要があります。
●会話問題
2020年度で出題されたのは空所に入る単語を選択する問題、日本語訳問題、会話文の内容に関する質問でした。
会話表現が少しありますが、問題を解く際には支障ありません。
覚えたことをアウトプットするタイプではなく、文脈で判断する必要があります。
●資料や図を利用した読解問題
2020年に出題された新傾向の問題です。
料理のレシピ、部屋の間取り図、路線図から出題されています。
2020年度はまだセンター試験でしたが、本問は共通テストの問題に似ています。
基本的な英語力さえあれば、読解問題に変わりないので2022年度以降で形式が変化しても対応することができます。
青山学院大学の経済学部(A日程)の英語問題はこれからも変化する可能性がありますので、「これ」と決め打ちせずに臨機応変に対応できるように英語力を向上させておきましょう。
合格最低点が高いうえに、平易とはいえ適当な勉強をしていると点を取ることができません。
英単語のみならず英熟語もおさえておきましょう。