東洋大学(全学部統一入試)の英語対策
本記事は東洋大学(全学部統一入試)の英語対策について記載しています。
東洋大学の全学部統一入試の英語は60分で100点満点です。
目標得点について
東洋大学(全学部統一入試)の目標点は80点以上に設定して勉強をしましょう。
高めに設定していますが、合格最低点ギリギリを目指して勉強すると、直前で油断する可能性があります。
高めに設定して勉強をすることで本番で余裕をもてるようになります。
各項目の傾向と対策
●全体の傾向
長文読解、文法・語法・熟語問題、会話問題、整序問題で構成されています。
どれも基本的な内容の問題ですが、問題数が多い(大問が5,6題)うえに時間も短いため、素早く処理をしていく必要があります。
過去問を解くときは制限時間を45~50分くらいに設定して取りくむと効果的でしょう。
●長文読解(目標解答時間:25分、目標得点率:80%以上)
毎年、長文読解問題は2つあります。
*目標解答時間は2題あわせたものです。
設問は空所補充、下線部の単語にもっとも近い意味の言葉を答える問題、下線部が示す内容、内容一致などが主です。
空所補充は文脈から判断するのが基本です。熟語の知識や語彙の知識も問われることがあるので、基本的なものを反復して瞬時にアウトプットできるようにしておきましょう。
もっとも近い意味の言葉を選ぶ問題は下線部の単語の意味がわかっていれば容易に答えることができますが、下線部の単語がわからなかった場合は、一つずつ言いかえていって、文脈にあうものを選べばいいでしょう。(選択肢は簡単な単語です)
下線部が示す内容を選ぶ問題は和訳問題のようなもので、ざっくりと日本語にしたあとに文脈に沿う内容の選択肢を選べばいいでしょう。
本文の内容一致問題は正答以外の選択肢はほとんど迷うことがありませんが、そもそも単語をただつなげて読んでいるだけの受験生はどれも正解に見えてしまうでしょう。
普段からなんとなく文章を読むのではなく、しっかり意味をとり、内容を理解しているのかどうかを確認しながら勉強をしましょう。
●文法・語法・熟語問題(目標解答時間:5分、目標得点率:80%以上)
難解な問題などはなく、すべて基本的な問題です。
文の穴埋めですが、文自体も典型的なものばかりで、基本的な内容の問題集を反復している受験生であれば、深く考えなくても瞬時に選択肢を選べるかと思います。
文法、語法、熟語のうち、文法の出題割合が比較的高めです。語法と熟語の出題割合は年度によって変わります。
●会話問題(目標解答時間:5分、目標得点率:80%以上)
一連の会話の流れの穴埋めか、2~3文の会話の流れの穴埋めかにわかれています。
基本的な会話表現はおさえておきましょう。
とはいえ、年度によっては中学生でも満点をとれるレベルの内容が出題されることもあるので、そこまで恐れる必要はありません。
●整序問題(目標解答時間:10分、目標得点率:80%以上)
文法・語法・熟語問題と同様、簡単な問題ばかりです。
整序問題を解くときのテクニックなどは基本的に不要です。
「4番目にくる単語を答えよ」という形式が多いため、時間短縮のために、該当部分がわかったらその時点で解答してしまいましょう。(すべて律儀に並べかえる必要はないということです)
問題集を解くときに整序問題に出くわしたら、完成した文を音読して、なんとなくでも構文そのものを頭にいれたほうが解答スピードが増します。
全体で45分で解き終わるように配分しています。
実際は緊張して慎重になってしまい、それ以上かかってしまうことがありますので、練習の段階では余裕をもって解くようにしましょう。
『ターゲット1900』のような標準的な単語集+『ネクステージ』のような標準的な文法・語法・熟語・会話問題集+基本的な英文解釈+長文読解演習をやれば、じゅうぶん合格点をとることができますが、多くの受験生が受験日までに間に合っていませんので、やりきれさえすれば合格は間近です。
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