津田塾大学(学芸)の英語対策

本記事は津田塾大学の学芸学部(英語英文学科、国際関係学科、多文化・国際協力学科)における英語の対策について記載しています。

津田塾大学の学芸学部の英語は100分200点満点です。(A方式の対策記事です)

目標得点について

津田塾大学の学芸学部の英語は和訳問題や英作文があるので、他の女子大学に比べると合格最低点は低め(65%前後)です。

とはいえ、得点調整などを考慮すると75%以上は狙っていった方がいいです。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
内容は整序問題、空所補充、会話文、内容一致、長文読解、英文和訳、和文英訳、英作文などがあり、多様な問題なので個別に対策が必要です。

●整序問題(目標解答時間:10分、目標得点率:80%以上)
問題数は8問です。
不要な語が1つ含まれる並べ替え問題です。
特別なテクニックなどは不要で、すべて基本的な構文や英語表現で構成されているので、高得点を狙っていきたい部分です。
不要な語がある問題は一般的に難易度が高いのですが、不要な語を入れると明らかに意味が通らなかったり、用法が誤っていたりするので見極めは簡単です。
普段から単語単体ではなく、例えばpreventという単語であれば、prevent A from B(AがBするのを防ぐ)というように前置詞を入れた表現で覚えておくと応用がききます。

●空所補充(目標解答時間:5分、目標得点率:80%以上)
問題数は6題です。
各文の意味が通るように空所の中にあるアルファベットから始まる語を書き入れる問題です。
ただ単語を入れればいいだけではなく、時制などの文法も気にしながら処理しなければいけません。
単語を覚えるときはスペルまでしっかり覚えるようにしましょう。
2020年度はことわざの一部を答えさせる問題もありますので、基本的なことわざは覚えておきましょう。

●会話問題(目標解答時間:15分、目標得点率:75%以上)
会話の意味が通るように空所に入る表現を選ぶ問題、会話の内容一致、会話の締めくくりを指定語数で英作文する問題などが出題されています。
会話表現をまとめた問題集などはやる必要なく、文字通り会話の流れから推測する問題なので、覚えるというよりは会話問題に慣れるための勉強をした方がいいでしょう。
内容一致も会話の内容をしっかり追えていれば簡単に答えられる問題です。
締めくくりの英作文については会話から得た教訓を書かせる問題が出ています。
覚えているものを書けばいいというわけではないので、臨機応変に対応しましょう。

●内容一致問題(目標解答時間:20分、目標得点率:75%以上)
2020年度にはEメールの内容一致問題が出題されています。
文中に下線が引かれた単語の意味を答える問題がありますが、いわゆる高校の範囲を逸脱した単語の意味を推測させるのではなく、高校学習範囲の中から出題されています。同意表現などに気を付けましょう。
内容一致問題は文章の流れをしっかり追えていれば容易に答えることができます。
2020年度ではEメールでの顧客対応について指定された前提をもとに60語程度で英作文をする問題でした。
「こういうことを書いてください」という内容が日本語で示されていますが、英訳するのではなく、あくまでその内容を利用した自然なつながりを意識する必要があります。
必ず過去問などで練習をするようにしてください。

●長文読解(目標解答時間:20分、目標得点率:70%以上)
内容一致問題と同じように下線の引かれた単語や表現の意味を推測させる問題が出ます。
内容一致問題は全体の内容をまとめる問題などは出題されないので、ある程度(2段落程度)読んだら解答するという方法がいいでしょう。
英文和訳問題が長めで時間のかかる部分なので、読みながら対応していきましょう。
文の主語はどこまでなのか、文と文のつながりはどこなのかなどを見抜く勉強をしていきましょう。
また、代名詞(theyなど)の内容は明示して和訳しましょう。
英文解釈の参考書、問題集が適しています。

●和文英訳(目標解答時間:20分、目標得点率:70%以上)
日本語をそのまま英語にすれば成り立つという内容ではなく、日本語の表現をいったん崩して英語で書きやすいように頭の中で変換しなければなりません。
基本例文がのっている例文集を暗唱できるようにしたり、基本的な和文英訳を練習できる問題集を利用して勉強していきましょう。
同じ女子大であれば日本女子大学が和文英訳を出題していますので、時間があれば練習してみましょう。

全体的に問題のバリエーションが多く対策が大変ですが、勉強したら勉強した分だけ結果が帰ってくる科目ですので、がんばっていきましょう。

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