昭和女子大学(人間文化・人間社会・生活科学・グローバルビジネス・国際)の英語対策
本記事は昭和女子大学の人間文化学部・人間社会学部・生活科学部・グローバルビジネス学部・国際学部における英語の対策について記載しています。
昭和女子大学の人間文化学部・人間社会学部・生活科学部・グローバルビジネス学部・国際学部の英語は60分で100点満点です。
目標得点について
昭和女子大学は共通テスト利用入試以外は合格最低点を公表していませんが、だいたい70%程度は得点したいところです。
また、偏差値換算なので明確な点数で合格の基準が定まるわけではありません。
すべての学部の中で国際学部だけは20点分(20分)のリスニング試験があります(本記事ではリスニング対策法について記載していません)。
各項目の傾向と対策
●全体の傾向
大問1が文法・語法問題、大問2が整序問題、大問3が会話問題、大問4が長文問題、大問5が長文問題という構成です。
大問1、2については難しい問題はなく、あらゆる大学の問題の中でもかなり簡単な部類に入りますのでここは90%以上の得点率を確保してほしいです。
全体的に難しい問題はなく、基本的な受験勉強をしていればじゅうぶん高得点を狙えます。
●文法・語法問題(目標解答時間:5分、目標得点率:90%以上)
問題数は15問です。
上記のとおり、難しい問題はなく基本中の基本といった問題しか出題されません。
正解以外の選択肢の中にも迷うようなものはほとんどなく、すぐに答えを見つけ出すことができます。
分詞、副詞、形容詞、時制、接続詞、語彙の問題が多く出題されます。
語彙、副詞については知っていれば、瞬時に答えられるものが多いです。
●整序問題(目標解答時間:5分、目標得点率:90%以上)
問題数は5問です。
並べ替えて2番目と4番目にくる選択肢を選ぶ問題です。
簡単な問題ゆえに、ほとんど落とすことが許されないので、油断せずに正確に考えるようにしましょう。すべての文を並べかえるわけではないので前後をみて、どの順番が適切かを考えましょう。
●会話問題(目標解答時間:10分、目標得点率:70%以上)
問題数は5問です。
会話の流れから、どの文が適切かを選ぶ問題です。
会話問題といえば、個別で対策をしなければいけないイメージがありますが、独特の表現などはなく会話の流れから判断できるものばかりです。
性質的には会話問題というよりは読解問題に近いと考えます。
●長文問題①(目標解答時間:15分、目標得点率:70%以上)
問題数は6問で第1部と第2部にわかれています。
題材は伝記や空想上の生き物などの話が多い傾向にあります。(2019年はネッシー、2020年はビッグフットに関する文章でした)
第1部は文章の空欄に合う文を選ぶ問題です。
文章の流れから判断して適切なものを選びましょう。
第2部は文中で下線部が引かれている単語の意味を推測する問題です。
基本的に高校の範囲から逸脱した範囲の単語から推測させる問題が多いのですが、昭和女子大の問題は大学受験向けの単語集にのっている単語なので、知っている可能性もあります。(推測をする必要がない)
解き方としては下線部の単語を選択肢の単語や表現に言いかえて意味が通れば正解というように判断すればいいでしょう。
●長文読解②(目標解答時間:15分、目標得点率:70%以上)
問題数は5問です。
半分ほど読んで解答し、残りの半分を読んで解答する方法がいいでしょう。
全体の流れから判断させる問題は出題されないので、一気にすべて読んで答える必要はありません。
選択肢も悩ませるようなものはほとんどないので、文脈から読み取れば正答を選ぶことができます。
全体的に難易度は低いですが、時間が60分であるのと、簡単がゆえに失点があまり許されないという点には注意したいです。
基本的な内容の参考書、問題集を何周もして自分のものにすれば難なく解答することができます。