東京女子大学 現代教養学部 個別学力試験型1日目(国際英語、人文、国際社会、心理・コミュニケーション学科)の英語対策

本記事は東京女子大学の現代教養学部(1日目)の英語対策について記載しています。

現代教養学部には国際英語学科、人文学科、国際社会学科、心理・コミュニケーション学科、数理科学科があります。

1日目は国際英語学科(国際英語)、人文学科(歴史文化)、国際社会学科(経済学、コミュニティ構想)、心理・コミュニケーション学科(コミュニケーション)の試験があります。

国際英語学科、人文学科、国際社会学科、心理・コミュニケーション学科の英語の試験時間は90分で、配点は150点です。

東京女子大学の入試情報

・2024年度(1日目)

学科・専攻募集人員志願者数受験者数合格者数合格最低点
国際英語学科(国際英語)37244228146222/400(55.5%)
人文学科(歴史文化)2918817882243/400(60.7%)
国際社会学科(経済学)26282271134233/400(58.2%)
国際社会学科(コミュニティ構想)2114513966231/400(57.7%)
心理・コミュニケーション学科(コミュニケーション)44250240130230/400(57.5%)

・2023(1日目)

学科・専攻募集人員志願者数受験者数合格者数合格最低点
国際英語学科(国際英語)50301287196216/400(54.0%)
人文学科(歴史文化)3021920883245/400(61.2%)
国際社会学科(経済学)28239227142226/400(56.5%)
国際社会学科(コミュニティ構想)2113212886234/400(58.5%)
心理・コミュニケーション学科(コミュニケーション)45330318135241/400(60.2%)

・2022年度(1日目)

学科・専攻募集人員志願者数受験者数合格者数合格最低点
国際英語学科(国際英語)50382354235240/400(60.0%)
人文学科(歴史文化)31210199128236/400(59.0%)
国際社会学科(経済学)28308295160253/400(63.2%)
国際社会学科(コミュニティ構想)2117817493253/400(63.2%)
心理・コミュニケーション学科(コミュニケーション)48420405213251/400(62.7%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で5つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2024年度
・長文読解(36点)
文を完成させる問題×12
・長文読解(34点)
文を完成させる問題×11
・文章中の空所補充問題(30点)
空所補充問題×7
・文章中の空所補充問題(24点)
空所補充問題×12(記述)
・データから読み取れることの要約(26点)
50語以内の要約
2023年度2022年度
・長文読解(36点)
文を完成させる問題×12
・長文読解(37点)
文を完成させる問題×12
・長文読解(34点)
文を完成させる問題×11
・長文読解(33点)
文を完成させる問題×11
・文章中の空所補充問題(30点)
空所補充問題×10
・文章中の空所補充問題(30点)
空所補充問題×10
・文章中の空所補充問題(24点)
空所補充問題×12(記述)
・文章中の空所補充問題(20点)
空所補充問題×5(記述)
・データから読み取れることの要約(26点)
50語以内の要約
・自由英作文(30点)
50語程度の英作文

長文読解が2題、文章中の空所補充問題が2題、データ情報の要約問題(2022年度まで自由英作文)が1題という構成です。
長文読解のレベルは標準的ですが、内容や文脈によっては意味をとりにくい箇所があると思います。
空所補充問題は文法、語法問題の要素もあり、自分で考えて穴埋めしていく問題も出題されます。
大問5はグラフや表をみて読み取れることを要約する問題です。2022年度までは自由英作文が出題されていました。

●長文読解①(目標解答時間:20分、目標得点率:75%以上)
問題数は12題です。
長文読解とありますが、実際は段落ごとに問題があるので、全体を一気に読んで回答するよりは段落を読み終わったら回答するという方法が効果的です。
また、段落を読む前に問題文を事前に読んでおくとポイントがどこにあるのかを探しながら読めます。
回答に自信がないときも全体を読めば理解が深まって確信がもてるようになるので、判断ができない問題に出くわしたら保留にしておきましょう。

●長文読解②(目標解答時間:20分、目標得点率:75%以上)
問題数は11題です。
大問1とは違い、段落ごとに問題が設置されているわけではありません。
文章をタイトルを選ぶ問題、内容判断をさせる問題など、他大学でも多く見られる形式をとっています。
文章にすべて答えが書いてあるので、注意深く読んでいれば正解できます。
センター試験や共通テストの問題が練習に適しています。

●文章の穴埋め問題(目標解答時間:10分、目標得点率:70%以上)
問題数は10題です。
文章に空欄があり、そこに文法的もしくは意味的に正しいものを選択肢の中から選ぶ問題です。
空欄の前後の文から意味で判断するのか、文法的に判断するのかを決めます。
文法知識などで穴埋めできるものは間違えないようにしましょう。

●文章の穴埋め問題(目標解答時間:10分、目標得点率:70%以上)
問題数は12題です。
文章中にある空所に適する語句を穴埋めしていく問題です。選択式ではなく、記述式です。
珍しい形式の問題ですので、個別で対策することが難しいのですが、情報が書かれた文章の中からそのまま表現を抜き出せば正解になったりする問題もありますので、過去問で練習を重ねておけば対応できます。

●データの要約問題(目標解答時間:20分、目標得点率:65%以上)
過去2年の出題内容は下記の通りです。
2024年度:2025年度の米国の大学で、様々な種類の授業を受ける学生が占める割合の予測をしたグラフの要約
2023年度:アジア数カ国の議会における女性議員の占める割合の表わしたグラフの要約

グラフが正しく読み取れていない、スペルミス、要約になっていない、パラグラフ構成がよくないなどの場合、減点されます。2024年度の平均点は12点、2023年度の平均点は11.5点でした。

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