受験生にとって夏休みは「第一の関門」!計画を立てて着実に勉強していこう

知っている人も多いかと思いますが、夏休みは「受験の天王山」といわれていて、受験生にとって非常に重要な時期です。

極端なことをいってしまえば、夏休みで基礎を固められないと志望大学のレベルを下げた方がいいといっても過言ではありません。

だからこそ夏休みに何をすべきなのかを明確にして、勉強計画を綿密にたてないといけないのです。

本記事では夏休みにやるべきことと計画の立て方をご説明します。

夏休みの計画で重視すべき点は4つ

「夏休み中はとにかく問題を解いていればいいんでしょ」とか「先生から言われたことをやっていればいいんでしょ」というのは論外なので今すぐ考え方を改めましょう。

夏休みの勉強計画で重視すべき点は下記の4つです。

1.ゴールから逆算してやるべきことを割り出す
2.無理のない計画を立てる
3.約40日間の中で期限などをもうけてメリハリをつける
4.規則正しい生活を心がける


1つ1つ説明をしていきます。

ゴールから逆算してやるべきことを割り出す

まずはゴール(志望大学の合格)から逆算して計画をたてましょう。

ゴールのレベルを把握するために、夏休みの始めに志望大学の過去問を解いてみましょう。

夏休みの最初の時点では過去問の点数を気にする必要はありません。
*東大や京大、早慶上智などの難関大学を目指している人は過去問の点数が低い場合、危機感をもってほしいと思います。

ただ、まったくわからなくても「本番は解けないといけない」ということは強く意識しましょう。

まだ志望大学が決まっていない人はセンター試験の問題を解いてください。

過去問を解いたら下記の事項を確認してみてください。

・基礎力が足りていないか?
・基礎はできているけど応用力がないのか?
・制限時間がなければ問題が解けるのか?

基礎力が足りていない場合は基礎力を鍛えるような計画になりますし、応用力がない場合は問題を多く解いて慣れる必要がありますし、制限時間が足りない場合は素早く解く練習をする必要があります。

ここでしっかり分析できないタイプの人は学校の先生や予備校の講師などに対策を聞きましょう。

対策を聞くときの注意点は「自分は○○と考えているけど、どうですか?」という聞き方にすべきです。

これは本当に多いのですが、最初からすべての答えを相手に丸投げする人はまず助けてもらえないです。

「自分は何も考えていないし、考えようともしたくないので、さっさとアドバイスくれよ」といってきたらあなたはどう思いますか?

答えを相手に丸投げするというのはそういうことです。

無理のない計画をたてる

夏休みは「受験の天王山」といわれているとはいえ、気合をいれまくるのもNGです。

理由はシンプルで、夏休みが終わっても受験本番はまだ先だからです。

夏休みでやたら気合いれてがんばって燃え尽きてしまっては元も子もないですよね。

しかし、「無理のない」という言葉にひっぱられて、ただ休むだけにならないように気を付けてください。

恥ずかしい話ですが、僕は現役生の時代に「無理のない計画」を勘ちがいして、ただ単純に勉強量が少ない計画をたててしまい、大失敗しました。

無理のある計画というのは、例えば、「1日16時間勉強する!」や「偏差値を30あげる!」など今までやったことのない勉強量を毎日やらないといけないような計画のことを指します。

どう考えても実現不可能な計画をたてるのは、計画をたてていないことと同じです。

しっかり達成可能なレベルで計画をたてていきましょう。

約40日間の中で期限などをもうけてメリハリをつける

やることが決まったからといって、ダラダラ取り組むべきではありません。

約40日間ある夏休みのなかに細かく期限をもうけて勉強を進めていきましょう。

期限をもうけるときにも「逆算する」必要があります。

夏休み中にやりきりたい参考書や問題集があれば、1日あたりどれくらいやればいいのかを決めて、それをいつまでにやりきればいいのかを決定します。

「1日あたりでわけているのだから、いつまでというのは勝手に決まるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、どれだけ夏休みが大切だといわれても、日によってはやる気が起きないときがあります。

なので、さぼってしまうことを前提に「少なくとも〇日までにやりきる」という計画を立てるべきなのです。

注意点としては少なくとも何日までという保険の期日に甘えてしまわないようにするということです。

自分で決めた「1日でやるべき量」を必ず守ることを前提に勉強を進めていきましょう。

規則正しい生活を心がける

勉強に限らず、なんでも当てはまりますが、不健康は最大の敵です。

夜遅くまで勉強をして頭がぼんやりする状態で勉強をしたところで、いつのまにかイスに座っているだけになってしまいます。

また、風邪をひいてしまうと治療をしているあいだ、勉強に時間を割くことができなくなってしまいます。

無理して計画をすすめるよりも、まずは自分の健康状態をしっかり管理して、毎日継続的に勉強を続けられるようにしていきましょう。

睡眠時間は個人差がありますので「自分が一番活動的でいられる時間」を目安に睡眠をとっていきましょう。

睡眠時間についても正確な答えをもとめてしまう人がいるのですが、自分のことは自分が一番わかるはずですので、人に聞くのはやめましょう。

まとめ

夏休みは「受験の天王山」です。

ここで基礎固めをしないと本当に痛い目にあいます。

夏休みで重視すべき点は下記の4つ。

1.ゴールから逆算してやるべきことを割り出す
2.無理のない計画を立てる
3.約40日間の中で期限などをもうけてメリハリをつける
4.規則正しい生活を心がける


適当に毎日を過ごしてしまわないように計画を立てて、実行していきましょう。