成果を得るには「捨てる」を重視しないといけない【浪人中の実体験あり】

2019年10月2日

受験勉強をしているからには志望大学にぜったい合格したいという人が大多数だと思います。

約1年間をかけて努力をしなければいけないので大変ですよね。

そこで高確率で成果を出すための思考として「捨てる」を重視すべきという話をします。

僕の浪人生活を例にして「捨てる」とは何かを説明します。

成果をだすのに不要なことを削る

多くの人はあれもやりたいこれもやりたいと思いながら生活していると思います。

例えばSNSをやりたい、ゲームをやりたい、遊びにいきたい、テレビをみたいなどです。

しかし、成果を出すためには受験に不要なことを削っていかなければいけません。

中には自分のやりたいことを好きにやりながら受験でも成果を出す人がいますが、そういう人は高校1,2年生のときにある程度勉強をしています。

高校3年生になってから受験勉強をはじめた場合、やはり好きなことを好きなだけやりながら志望大学に合格するのは至難のわざでしょう。

とはいえ不要なことを削るといってもすべて削ってはいけません。

下記の条件を満たすものを削っていきましょう。

・なくても困らないこと
・あったら悪影響なこと
・1回でかなり時間をつかってしまうこと


以上の条件を満たすものを削っていき、受験勉強にかける時間を増やしていきます。

削ってはいけないこともある

受験に不要だからといってすべて削るのは危険です。

下記の条件にあてはまることについては削る必要がありません。

・やらないとイライラして集中できなくなること
・ルーティンになっていてやらないと調子が崩れること
・体にいいこと


SNSやゲームも「やらないとイライラして何も集中できなくなる」という場合は削る必要がありません。

とはいえ、1日中やると受験勉強に支障が出るので…

この時間からこの時間まで集中してやる!

と時間制限をもうけてやるようにしましょう。

また、日々のルーティン(くりかえしていつも行っていること)になっていて、ルーティンがないと調子が崩れてしまうことは削る必要がありません。

そして朝のランニングなど体にいいことも削る必要がありません。

「なにもかも禁止して受験勉強1本にしぼる!」という心意気はいいのですが、多くの人は完全に1本にしぼるとうまくいきません。

やめたら調子が崩れてしまうことを禁止してしまうと受験勉強に集中できず逆効果です。

僕の場合、現役時代に大失敗をして浪人が決まったときに失敗原因を分析し下記のことを「捨てる」ことにしました。

・一喜一憂すること
・友だちを作ること
・遊ぶこと


このなかで一喜一憂すること友だちを作ることを捨てたのは精神面に悪影響を及ぼしたなと感じています。

模試でいい結果がでても成績自体は無視して、ひたすらできなかったところを分析していました。

いい成績やいい偏差値をとったとしてもまったく感情は高ぶることなく勉強し続けました。

また、本当に浪人時代にできた友だちは1人もいませんでした。

予備校で授業を受けたあと自習室にこもって、集中力が続く限り勉強していたからです。

感情を抑制したことと友だちを作らなかったことにより、精神的にまいってしまい、軽度のうつ状態になってしまいます。

うつ状態、自律神経の変調により11月ごろは1日に多くて2時間程度しか勉強することができていません。

以上のように過剰な抑制は受験勉強に悪影響を与えてしまいます。

幸い、1日2時間程度しか勉強できなかったのにもかかわらず成績自体は落ちなかったので結果的に問題なかったのですが、かなり危なかったです。

受験勉強をがんばろうという気持ちは重要ですが、がんばりすぎないことも大切なのです。

まとめ

受験で成果を出すためには…

・不要なことを削りましょう!
・とはいえ削ったら調子が崩れることは時間を決めてやりましょう!

受験生活は自分がどういう人間なのかを知るいい機会ですので試行錯誤しながらのりこえていきましょう。