受験勉強していても運動と睡眠は欠かしてはいけない理由

「受験をがんばるからには朝から晩まで勉強するぞ!」と意気込んでいる人が多いのではないでしょうか。

また、勉強をせずにスマホをみていたり、寝ていたり、運動していたりすると先生や両親から「そんなことやってないで勉強しなさい!」といわれる人も多いと思います。

がんばろうという気持ちはとても良いことなのですが、勉強ばかりやっていると逆に効率を下げてしまう可能性が高いのです。

少なくとも睡眠と運動だけは欠かしてはいけません。

運動を欠かしてはいけない理由

上述の通り、受験勉強をがんばるといっても朝から晩までイスに座っている必要はありません。

適度な運動は血行をよくし、体全体に栄養がいきわたり、勉強ばかりで固くなった頭をほぐす効果があります。

記憶の定着が促進され、一日中勉強し続けるよりも学習効果が高くなる可能性があるのです。

「効果があるとはいっても運動にたくさん時間をかけたくない!」という人もいると思います。

実はたくさん時間をかける必要はなく、たったの5分間ウォーキングするだけでも効果があります

『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』というメンタリストのDaiGoさんが著者の本には、下記のような手順でエクササイズをすると効果があると書かれています。

1.勉強前に10分のランニングで脳機能を高めておく
2.勉強が終わったら5分のウォーキングで記憶の定着をはかる

勉強の前後に簡単な運動をはさむことによって記憶の定着率を最大化することができます。

受験勉強はなにかと精神論で乗りきろうとしてしまいがちですが、本番でベストのパフォーマンスができる人は、健康も含めて状態を整えてきます。

根性でどうにかする前に科学的な方法で効率的に勉強ができるようにしましょう。

睡眠を欠かしてはいけない理由

受験を精神論で乗りきろうとする人が一番やりがちなことが睡眠時間を削るということです。

睡眠時間を削ると時間がうまれます。これは事実です。

しかし、時間と引き換えに失うものが多すぎるのが睡眠時間を削るという行為です。

自覚することは難しいかもしれませんが、寝る時間を少なくすることで確実に脳の機能は落ちています。

実は物事を記憶する、整理するという動きは脳が休んでいる時間に行われます。

勉強しているあいだに記憶し、整理しているわけではないのです。

睡眠時間を削って勉強するということは、脳に記憶して整理させる時間を与えないということと一緒です。

体力・健康だけは消耗していき、肝心な学習効果はうすいのです。

一夜漬けでなんとか試験を乗りきった人もいるかもしれませんが、そこで身につけた知識は今でも覚えていますか?

受験は長期戦ですので、一夜漬けの知識はいっさい役に立ちません。

夜の睡眠だけでなく、昼寝も有効です。

今ではパワーナップという用語もあり、昼寝(15分~30分程度)の効果が注目されています。

昼寝をすることによって脳の疲れをとり、また新たに知識を吸収できるようになるのです。

完全に寝る必要はなく、目を閉じているだけでも脳は休まります。

午前中に勉強をある程度やったら昼に15分~30分の睡眠をとることをおススメします。

まとめ

受験で必要なことは…

運動と睡眠!

適度に体を動かして、しっかりと睡眠をとることによって勉強の効果を最大化することができます。