東京理科大学 薬学部(B方式)の数学対策

本記事では東京理科大学 薬学部(B方式)の数学対策について記載しています。
数学の試験時間は100分で、配点は100点です。
目標得点率は75%に設定して勉強していきましょう。
薬学部の入試情報
| 年度 | 学科 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 合格最低点 |
| 2025 | 薬 | 39 | 1,223 | 1,142 | 288 | 3.9 | 199/300(66%) |
| 生命創薬科 | 37 | 872 | 821 | 234 | 3.5 | 199/300(66%) | |
| 2024 | 薬 | 40 | 964 | 899 | 310 | 2.9 | 209/300(70%) |
| 生命創薬科 | 40 | 689 | 645 | 267 | 2.4 | 203/300(68%) |
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
| 1 | ・接線と法線、体積 設問×3 | ・独立・反復試行の確率、無限級数 設問×2 | ・確率の基本性質、不定方程式 設問×3 |
| 2 | ・独立・反復試行の確率 設問×2 | ・点の座標(空間)、空間ベクトルと図形 設問×3 | ・三角関数の基本性質、定積分 設問×2 |
| 3 | ・不定方程式、指数・対数方程式 設問×3 | ・複素数の極形式、ド・モアブルの定理 設問×3 | ・空間ベクトルと図形 設問×3 |
| 4 | ・関数の増減と極値、微分法の方程式への応用 設問×4 | ・接線と法線、面積、体積 設問×3 | ・加法定理とその応用、複素数の図形への応用 設問×3 |
すべて誘導形式のマーク式での回答です。確率、微積分が頻出分野です。
薬学部では珍しい数学ⅢCまで出題範囲となっています。
全体的に計算量が多い問題なのでスピード感と正確性+時間配分が重要な試験です。
●対策
『青チャート』など網羅的な問題集に載っている典型的な問題を瞬時に解けるようにしましょう。
『青チャート』には動画がついているので、分からない部分は積極的に視聴して理解していない部分を解消しましょう。
より発展的な例題を勉強したい場合は『一対一対応の演習』シリーズをやっていきましょう。
典型的な問題をスムーズに解けるようになったら、『理系数学の良問プラチカ』などの発展的な問題集をやっていきましょう。
発展的な問題集を勉強したら、過去問に挑戦していきます。
本学部の数学はマーク式ですが、上述したとおり計算量が多く、その結果が間違えていたらそのまま失点になります。
難しい問題を熟考して解けるようにする練習も必要ではありますが、合否に関係あることは大量の計算量をこなす力と時間配分、難易度の判断です。
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