早稲田大学 政治経済学部の総合問題対策

本記事では早稲田大学 政治経済学部の総合問題対策について記載しています。

政治経済学部の試験科目は下記の通りです。

教科(時間/配点)試験科目配点
共通テスト(4教科4科目:合計100点)国語(必須)25点
数学:『数学ⅠA』(必須)25点
外国語:『英語』、『ドイツ語』、『フランス語』から1科目(選択)25点
地歴公民・数学・理科・情報:『歴史総合、世界史探究』、『歴史総合、日本史探究』、『地理総合、地理探究』、『公共、倫理』、『公共、政治経済』、『数学ⅡBC』、『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎(2つ選択)』、『物理』、『化学』、『生物』、『地学』、『情報Ⅰ』から1科目(選択)25点
総合問題日英両言語による長文を読み解いたうえで解答する形式とし、記述式解答を含む。
*英語4技能のうち、「書く」能力を問う問題も設けます。
100点(120分)

*既卒生は旧課程での受験です。

目標得点率は共通テストが90%以上、総合問題が75%以上に設定して勉強していきましょう。

政治経済学部の入試情報(一般選抜)

年度学科募集人員志願者数受験者数合格者数実質倍率合格最低点
2024政治学科1001,0058462942.9147.5/200(73.7%)
経済学科1401,2699953183.1150.0/200(75.0%)
国際政治経済学科604023271482.2148.0/200(74.0%)
2023政治学科1008247082602.7151.5/200(75.7%)
経済学科1401,4811,1923223.7159.0/200(79.5%)
国際政治経済学科605614621313.5158.5/200(79.2%)
2022政治学科1009087812523.1152.0/200(76.0%)
経済学科1401,4701,1703123.8155.0/200(77.5%)
国際政治経済学科605234241333.2155.5/200(77.7%)
2021政治学科1008707382612.8148/200(74.0%)
経済学科1402,1371,7253315.2156/200(78.0%)
国際政治経済学科604883871382.8151/200(75.5%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2024年度
・日本語文とグラフの読解(45点)
1. 空所補充問題
2. 図の説明として適切なもの×2
3. 空所補充問題
4. 下線部のグラフとして適切なもの
5. 空所補充問題×3
6. 本文中の記述として不適切なもの
7. 下線部についての記述説明問題(110字以内)
・英文とグラフの読解(40点)
1. 文の整序問題
2. 適切なグラフの選択
3. 空所補充問題
4. 内容一致
5. 生活水準の高い順に並べる
6. グラフの解釈として適切なもの
7. 空所補充問題
8. 空所補充問題(記述)
・自由英作文(15点)
テーマに沿った自由英作文
2023年度2022年度2021年度
・日本語文とグラフの読解(45点)
1. 空所補充問題
2. グラフの整序
3. 空所補充問題
4. データから判断できないもの
5. 2つの問題文を比較して後者で述べられている事柄
6. 下線部の理由について説明(50字以内)
7. 記述説明問題(200字以内)
・日本語文とグラフの読解(45点)
1. 空所補充問題
2. 空所補充問題
3. 下線部の理由
4. タイトル選択
5. 不適切なもの
6. 記述説明問題(200字以内)
・日本語文とグラフの読解(45点)
1. 空所補充問題
2. 空所補充問題
3. 空所補充問題
4. 適切な散布図の選択
5. 空所補充問題
6. 図表から判断できること
7. 記述説明問題(200字以内)
・英文とグラフの読解(40点)
1. 文の整序
2. 空所補充問題
3. 空所補充問題
4. 空所補充問題
5. 空所補充問題
6. 主張をまとめた文章
7. 計算・考察問題
8. 考察問題、考察問題、記述説明問題(20字以内)
・英文とグラフの読解(40点)
1. 内容一致
2. グループ分け
3. グラフの選択
4. 空所補充問題×3
5. 計算問題、推測問題
・英文とグラフの読解(40点)
1. 空所補充問題
2. 空所補充問題
3. 空所補充問題
4. 空所補充問題
5. 空所補充問題(記述)
6. 空所補充問題
7. 筆者が反対しそうなこと
・自由英作文(15点)
テーマに沿った自由英作文
・自由英作文(15点)
テーマに沿った自由英作文
・自由英作文(15点)
テーマに沿った自由英作文

日本語文の読解、英文の読解、自由英作文という構成です。
読解問題には必ず図表がついています。
最後の自由英作文は語数指定がありませんが、100〜150語程度で書いていきましょう。

・日本文とグラフの読解
課題文を読んで各設問に解答していく問題です。
日本語、国語力の試す問題は少なく、文章の論理性や展開を的確に捉える必要があります。
適当に回答するのではなく、1問ずつ明確な根拠を持って答えるようにしましょう。
110字〜200字程度の記述説明問題が出題され、文章や図表などを理解しているかが試されます。
国語の過去問のほか、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学などの小論文、独自問題を解いて形式に慣れておきましょう。

・英文とグラフの読解
まずは文法、語法、単語、熟語などの知識、英語表現を充実させつつ、英文解釈をやって英文を正しく読む練習をしていきましょう。
問題内容を見ると英文を読解する能力があることが前提となっているため、そもそも英文を読むのに苦労するということがないようにしてください。
日本語文の読解問題と同じように図表などの読み取りも含まれ、問題によっては計算する必要があります。
共通テストで数学が必須になっているので、数学的思考も必須能力だという政治経済学部からのメッセージです。

・自由英作文
あるテーマが与えられて自分の意見を述べる問題です。
語数指定はありませんが、100〜150程度を想定して練習していきましょう。
過去4年間の出題は下記の通りです。

年度テーマ(英語で出題されます)
2024個人の自由は社会の公平性とどのようにつながりがあるかについて具体的な例と自分の意見をサポートする1つの理由を提示せよ。
2023「数学や言語よりも音楽と芸術作品は子どもの教育にとって重要性が低い」
このことに賛成か反対か最低2つ理由をつけて論じよ。
2022「オンラインでの会話の参加者は本名を使うべきである」
このことに賛成か反対か最低2つ理由をつけて論じよ。
2021「平和的な抗議活動は、たとえ抗議者たちが自分たちの声が無視されていると感じても、暴力的になってはならない」
このことに賛成か反対か最低2つ理由をつけて論じよ。

自分の主張→本論→結論という自由英作文の基本を守りながら書いていきましょう。
どれも抽象的なテーマですが、要素を細かく分解して理解できるレベルまで落とし込みましょう。
例えば2023年度のような問題は数学や言語学習の特徴やメリット、デメリットや音楽や芸術作品の要素を細分化し、重要性を自分なりに定義した上で書くことを決めていきます。
何を持って重要なのか、数学や言語と音楽や芸術作品の差異や特徴を明確にした上で書いていかないと論理構成に一貫性がなくなります。

文法、語法、単語、熟語のミスをなるべく防ぎ、わからない表現があったら言い換えられるか検討しましょう。
単語は意味だけじゃなくてスペルにも気を配って覚えてください。
知識としての英語ではなく使える英語を目指して勉強をしてください。

英検準1級の自由英作文がいい練習になります。

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